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忘れるな YS side ページ12

ふっ(笑)

不思議そうな顔してるな。

頬に置かれてるユウの手を取って俺の胸にしっかり当てると

YS「お前もな、もうここに居るぞ(笑)」

「ジョンウンのここに?私が?」

微笑みながら頷くと俺の手をもう一度自分の胸に当てて

「ここに…ジョンウンが居るの?」

YS「そうだ。お前が思えばいつでも俺がそこに居るんだ。」

解ったのか解ってないのか…

ギュッと俺の手を押しつけているユウ。

「ジョンウンありがとう。ちょっとだけ、心を分けてくれたんだね。」

心を分けた…か。

YS「心はさ。もともとユウの中にあるんだ。今はちょっとぐっすり寝てるだけでな。俺が少し起こしたのかもな」

「心が…?私に?」

でなけりゃさ、必死で”命を分けて”だなんて言わないだろ?

カーテンの隙間からうっすらと入ってきた光が柔らかくユウを照らし始めた。

その瞳に今は俺がしっかり映ってる。

綺麗だな…。

「朝…行かなきゃ…」

ユウ…

まただ…目が…視線が俺を通り越していく。

そうだよな。そんなにすぐに心が取り戻せるわけがない…。

でももう一度

YS「ユウ。俺を見ろ」

ゆっくりと焦点が俺に合ってくる。

「どうしたの?」

YS「悪いな。止めるは出来ないけど…ちょっと待っとけ。」

紙の切れ端に数字の羅列とアルファベットの羅列を書きつけたものをユウの手に握らせる。

YS「いつでも連絡してきていいからな」

「うん。」

YS「それから…」

とまだ横になっているユウを起こして紙とペンを渡す。

YS「お前の連絡先も」

素直にペンを走らせるユウ。

そこに書かれた文字は”YOU”か…。

まぁいいさ。お前はYOU。

いつか…ホントの名前で俺が呼んでやるからな。

「ジョンウン。私…行くね。」

YS「悪いな。見送りも出来なくて。」

「良いよ。必要ないし。」

すっと、目から光が消える。

俺に背中を向けたユウの手を掴んで俺の方に向けると、もう一度その胸元に手を当て

YS「忘れるなよ。お前のここに俺が…」

俺の胸を軽く叩いて

YS「俺のここにお前がいる事を」

忘れるな。

「うん。」

それだけ言うとユウは部屋から出て行った…。

…忘れるなよ…。

不思議な・・・ EH side→←お前のここに



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angieuko(プロフ) - マユさん» ありがとうございます^^*きっと、この彼女には兄さんしかいないですよね♪永遠、単純だけど難しい素敵な言葉ですよね (2016年3月2日 18時) (レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - ジョンウンの魅力的な姿がたまらない。最後の会話シーン「永遠」が沁みました。 (2016年2月28日 6時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ちゃあさん» ちゃぁちゃんコメありあとーです♪兄さん、めっちゃ包容力あるイメージなの^^きっと二人はずぅぅっと幸せにしえるはず!!それから…ぎゅたまへの愛…隠し切れてなかった?( *´艸`)溢れ返っちゃってるので^^すまそ(笑) (2013年6月17日 19時) (レス) id: 56786cf794 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃあ(プロフ) - あんじゅたん 読んだよ。兄さんの包容力ハンパ無いーー!そして自分に置き替えて読んだよ。そしてにイェソンがもっと好きになったよ。 きっと二人は幸せにしてるんだよね♪たまに出てくるギュにあんじゅたんからの愛を感じたのは私だけだろうか(笑) ありがとう。 (2013年6月17日 13時) (レス) id: 8e7de482e5 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - emiさん» えみたん♪コメントまで書いてくれてありがと―です♪あんこが書くとちょっと暗くなる^^;素敵だって言ってもらえてうれちぃです^^ (2013年6月14日 5時) (レス) id: 56786cf794 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんじゅっこ | 作成日時:2013年4月23日 19時

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