10コマ目 ページ11
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やっぱ人気だよな〜と、声援にぺこりとかえす目黒を見て思う
｢めめ、人気やな〜｣
ぽんっと康二が肩を組むと、
｢！！めめこじ尊い！｣
黄色い声がまた更に増えた
康二、あんたも人気だろ
あちこちで9人への声援が降り注がれる中、
｢あ、神代さんだ。｣
｢Aさんじゃん、｣
私の場合はこんな感じ。
名前と顔は認知されているようだけど、
特に誰も騒がないし、寄っても来ない
ニコッと微笑み、その集団を通り過ぎる
目黒への声援を聞くのは正直得意じゃないけど
でも今は大好きな写真を撮ることだけに意識を向ける
早く。早く写真撮りたい。
うずうずしすぎて早足になってしまう。
｢A〜！はしゃぎすぎ！｣
しょっぴーに呼ばれて振り返ると
みんなと距離が開いていた
｢だって、楽しみすぎる！｣
つい、大声で叫んでしまう
｢そんなに急がなくても大丈夫だよ｣
と阿部ちゃん。
｢もう、はやく！早く！置いてくよ！｣
そんな私にみんなは優しい笑顔で応えてくれるんだ
その光景を見ている学生たちは、神代Aの美しさに目を惹かれるのだ。
確かに顔が整っている9人はオーラもあり、人目を集めるが、その中でも一際目を引くのが彼女だった
｢神代さん、、、今日も神だったわ｣
｢可愛すぎる｣
｢私もsnowmanになって神代さんと友達になりたい人生だった｣
Aが通り過ぎた後に、緊張から放たれた学生たちが言う
snowmanの9人は顔を見合わせて自慢げに微笑む
彼女はそんなことには気付かずに、また再び前へ歩き出す
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作者名：なまじ | 作成日時：2020年6月2日 4時
