生意気ボーイ

辛い ページ49

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Aside






ヒナ｢ありがとうございました！｣








アクアクエスチョン





私が好きなブランドはあの人も好きだった





今日のいい発見は、それだけ






ただ、それだけ。









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“実はね、付き合ってるの”









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馬鹿だった





想い続けて、叶わないなんてわかってたのに









アユさんが、いつの間にか洋服を畳んでいた私の隣に来ていた








アユ｢…お疲れ様｣


『ありがとうございます』


アユ｢いい接客だったよ。｣


『…っ、ありがとうございます』


アユ｢Aちゃん、奥の部屋で休んできていいよ。
もうお客様こなさそうだし｣









逃げるようにフィッティングルームに駆け込む私は、

やっぱりまだまだ






仕事中に私情を挟んじゃいけないのに








ねぇ、玲於くん








好きで、ごめんね









あの時、告白なんかしてごめん






その後、誤魔化したりなんかしてごめん









あの時、誤魔化したりしてなければ何かが変わってた？









ううん、変わってるわけない









ごめんなさいされて、私がそっか、って言って、それで終わり









辛い。だから、…だからさ、






今だけは、泣かせてよ









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