生意気 ページ18
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玲於「何その反応。笑」
『声かけるなら言ってよ。』
玲於「は?笑
なんて言うの?笑
今から声掛けますよー、って?アホか」
『アホじゃないもん!生意気!』
玲於「1個年下の癖にそっちの方が生意気だね」
『ねぇそれよりいいの?あの二人』
玲於「あぁ、あれは言い合いしてるっていうよりいい愛してるだから」
『自分で自分が何言ってるか分からないでしょ?』
玲於「うん」
ほんと、バカで不毛な会話。
玲於「何?それ」
『あ、これ?肉まん』
玲於「え、いいじゃん食べよ」
『あ、ごめんアユさんと食べる気だから』
玲於「いいのあの人は。よしっ、楽屋入ろ」
正直長居するつもりはなかったし、届けるはずのダンボールだって現に私の手の中にあるんだから任務は何一つ達成されてないわけで、
玲於「何してんの?肉まん食べてほしそうにしてんじゃん」
でも、
そうなんだよなぁ、あぁ、
肉まん…
アユさん、GENERATIONSのマネージャーさん、ごめん
肉まんには勝てませんでした
『うん、食べよ!』
不甲斐ない私をお許しください
馬鹿な茶番を繰り広げてると、手に持ってたダンボールが玲於くんの手によって移動させられた
玲於「こんな重いの持ってきたの?
ここ置いとくから。入って入って」
自分の部屋みたいに開けて、引き出しを開きながら箸を探す玲於くん
『肉まんだから箸はいらないでしょ?』
玲於「あ、そうだった、くせ。」
くせ、が癖だと気づくまでに約2秒
だって、玲於くんの言葉全部ひらがなに聞こえてくるんだもん
玲於「よっしゃ、今ならホカホカじゃん!じゃんけんした甲斐があったわ」
『?じゃんけん?』
玲於「いーのお前は知らなくて。チャリティー精神だよ、隼の」
そう言いながら肉まんを半分にちぎる玲於くん
『ほんとにいいのかな?わたしと玲於くんで食べて。』
玲於「いーのいーの。アユさんになんか言われたらさ、
玲於くんが貸しイチ使うから、って言ってました!
って言っといて」
『貸しイチ?』
玲於「お前のおかげで出来たやつ。ほら、はい。」
そう言って手渡してきたは、私の方が微妙に小さい
『あ、ダメ、これ、小さいからそっちがいい!』
玲於「ごめんもう食べた」
『私が言ったあと食べた…鬼畜…鬼…』
するする玲於くんの口の中に入っていく肉まんを見つめながら、本当はあれ私が全部食べたかったな、なんて
可愛げ無い食い意地の本領発揮
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豚骨ラーメン(プロフ) - 沙矢さん» ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです…!(泣)感激です!今日完結するつもりなので、是非ご覧くださいね! (2019年1月8日 3時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
沙矢(プロフ) - 初めて豚骨ラーメンさんの作品を読ませてもらったのですが、すごい好きです!!!!唐突でごめんなさいm(_ _)m書き方というか、話の進み方とか主人公の性格とかいろいろ!更新されるのをとても楽しみに待っています笑 (2019年1月4日 20時) (レス) id: 90dc9eec21 (このIDを非表示/違反報告)
豚骨ラーメン(プロフ) - ソルトさん» えぇ!めっちゃ嬉しいです…っ!ソルトさんみたいなコメント、本当に心がポアってなります!笑 (2019年1月4日 14時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
豚骨ラーメン(プロフ) - miyuu___0106さん» ありがとうございます!冬休みの間に終わらせようと思っているので、更新を待っていて下さい!笑 (2019年1月4日 14時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
豚骨ラーメン(プロフ) - みかんさん» 更新頑張ります!誤字脱字、語彙力のなさを自分でも痛感していますが、どうぞ最後まで暖かい目で見ていただければと思います! (2019年1月4日 14時) (レス) id: fff74a9d13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豚骨ラーメン | 作成日時:2018年12月30日 14時