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康二 side
さっくんが桜子を連れてきてくれた。
「おばあ様！！」
桜「A、本当に良かった、心配したんだよ」
桜子の胸に顔を埋めるAを見て、少しうるっとなる。
やっぱり知らない所に居て、まだ子供のAは不安だったんだろう。
桜子を見つけた途端、電池が切れたように眠ってしまっていた。
康「久しぶりやな、桜子、元気しとった？」
桜「元気だったよ･･･もう、久しぶりなのにそんな顔しないでおくれよ」
昔はもっと背があって、元気はつらつとしていたはずの彼女。
今は背が小さくなっていて、シワのある手が俺の頬を包み込む。
もうそんな歳になったのか。
また、俺たちは抗えぬ運命に苛まれる。
桜「康二は寂しがり屋だからね、でも大丈夫。
私がいなくなってもAが居る。それに、私を忘れないで居てくれるだろ？」
康「やめてや、そんなこと言うの」
嫌なんだ。
また、俺たちの前から大切な人ばかり居なくなるのは、嫌なんだよ。
康「桜子は桜子や、代わりなんて居らん。AもAだけやから」
桜「そうだね、そうだよね」
そう言いながらまた彼女は俺の頭を撫でる。
康「やめー！俺のが歳上なんやぞー！」
桜「康二は出会った時からずっと子供みたいだよ」
大「確かに、康二は甘えん坊だしな！」
桜「佐久間も康二とあんまり変わらないんだけどね」
3人で顔を合わせて笑い合う。
桜「アンタ達は、私にとって特別な友達さ」
きっと、また辛い日々がやってくるけど。
今はこの瞬間が幸せだ。
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もたな(プロフ) - とみさん» コメントありがとうございます！その一言がとても励みになります🥲これからもこの作品を見守って下さい🥲 (2022年6月27日 17時) (
レス) id: 67746b69ee (このIDを非表示/違反報告)
とみ(プロフ) - コメント失礼します。とても面白いです！更新楽しみにしてます、頑張ってください！ (2022年6月26日 13時) (レス) @page19 id: 46bd25dac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もたな | 作成日時：2022年6月23日 22時
