46話 ページ7
「凛…どうしてあの方達が、ここに?」
私は前を歩く大人たちにバレないように
小声で話した
凛「それが…
あの直哉様に気に入られてしまって…」
「そういうことね…」
気に入りの召使いが学校に通うから、
冷やかしがてら親子共々、見に来た訳か…
ん?っていうか直哉様は…
途端に後ろから抱きしめられた
直「A〜…何で急に
おらんよーなってん…?
俺ごっつう寂しかったんやで〜?」
そう…私が居た時は、私を一番に可愛がってくれた
…つまり凛は私の後釜か…
だが、2人共気に入られてるのは事実なので
凛に強く当たるということはないだろう…
「申し訳ございません直哉様…
父に家を追い出されました…」
直「は?あんの父親は…っとに…
…あ!今からでも遅ぉない!!
実家に戻ってきぃやぁ!
そして俺専用の召使いになってーや!」
名案!とでも言うかのように
目をキラキラさせる直哉様…
凛「な、直哉様?
直哉様の召使いは私…」
直「は?何お前、俺とAの会話に
入ってきとんの?立場弁えや?」(ギロッ)
凛「もっ申し訳ございませんっ!!」
オイ直哉様?!
凛は気に入りじゃないの?!
…気に入りの召使いにそんな強く当たるとは
思わなかった…
「な、直哉様…落ち着かれてはいかがでしょう?
生憎ですが私は…キャッ…?!」
途端に強い力で引っ張られる
この力の強さは振り向かなくても
誰だか分かる…
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作者名:nakataniayaka20 | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/personal.php?t=nakataniayaka20
作成日時:2022年3月12日 6時