落ちこぼれだと言われた子供【伏黒甚爾】【呪術廻戦】

6話 ページ13

唐突に…

俺の弟子にならないかと言われました…

いや、それよりもまず…

「そちらの素性をお教え願えますでしょうか？」

甚「そうだったな…悪い…生き急いだ…
俺の名前は…伏黒甚爾だ…」

！この方が…

「重ね重ね非礼な態度…お許し下さい…甚爾様…
よもや…貴方様があの甚爾様だとは露知らず…」

甚「あの…ってゆうのは
ちと気になるな…」

「…圧倒的な戦闘力をその身に宿すからこそ…
禪院家を潰すことなど容易い筈なのに、
わざと禪院家を存続させている…
…今の禪院家があるのは甚爾様のおかげといっても
過言ではないでしょう…」

甚「過言だろーよ…
何だ俺のおかげって…」←

「その気になれば…禪院家など
容易く潰せるでしょうに…
そうしないのは…何故ですか？」

甚「気まぐれだな…」←

「なんと慈悲深いっ…」

甚「…お前さ…
もしかして俺のこと崇め奉ってる？
過大評価し過ぎじゃね？俺の行動に…」←

「何をおっしゃいます!?」

甚「え〜っ…」

「未だに甚爾様は…禪院家関係者の方達に
畏怖の念を持たれているのですよ!?
その圧倒的な戦闘力故に!!
そのような方を崇め奉らないで
どうします!?」

甚「落ち着けっての…
まぁ、気まぐれってのもあるが…
一番は恵のことだな…」

「恵様…いえ…ご子息様の…？」

甚「恵が俺の息子だってことも知ってんのか」

「禪院直毘人様が教えて下さいました」

甚「あのジジィ…
…ま、そんな訳で…
俺の息子が居てる家を潰させたくないってのが
本音だな…」

「…邪魔者は排除出来るのに？
禪院家を潰してしまえば…
ご子息様と一緒の家に住めるのですよ？」

甚「案外口悪いな…
邪魔者…排除って…」

「表向きには服従しておりましたが…
私もあの者達のやり方には我慢なりませんでした」

甚「確かにな…
一緒の家か…
定職にも着いてないダメ親父と一緒に住む子供が
何処にいるってんだ…」

「定職に着いておられないのですか？」

甚「仕事がこっちに回ってきたら
ボチボチ仕事するって感じだな…」

「それでよく生計を立てられましたね…」

甚「あれ？今俺5歳児に自分の生計の
心配されてる？」←

「こうしちゃいられません！」

甚「あ？」

「仕事探しましょう!!」

甚「ハァ!?」

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