【銀魂】俺に迫る色男が多い件について【男主】

百五十一話 ページ6

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『...っぶねぇなァ！！！』



「！」




背後の殺気、高杉晋助の殺気にビビって動けなくなっていたが、

十四郎さんの怒声に喝を入れられ反応することができた


その証拠に銀時を刺そうとした高杉晋助の刀は俺の蹴りで軌道が変わり、別の畳に刺さっていた



ありがとう十四郎さん、アンタのお陰で銀時を傷つけないで済んだ。感謝する




「...ほォ、やるじゃねｪかA」




俺を見据えたように笑うその表情は何処か楽しそうにも見える


...刀の軌道変えられて思った通りに行かなかったてのに、余裕そうだなコイツ




『今のは偶々だ。こんな重てｪ着物を着てるせいで、刀を蹴り飛ばすこともできなかった』




薄く笑いながら挑発をすると、高杉晋助は俺の言葉を聞いてｸｯ、と喉を鳴らして笑った




「ｸｸｯ、強気な姫サマだ。...このままお前とも戦ってみても面白ｪかもなｧ」




ｷﾞﾗｯと高杉晋助の目が光り、思わず身体が強ばりそうになったが、何とか耐える



奴は俺から目を離さないで畳に刺さった刀を抜き一振りすると、ﾋｭﾝｯと風を斬った



...よし、今ので標的は俺に変わった。...あとは




「だがな、俺はテメェを殺りてぇわけじゃねｪ。...拐いてｪんだ」



『...あ？』




思い通りに事が進み、自然と口角が上がっていたが、その言葉を聞いて自分でも笑みが無くなってるのが分かった


いつもみたいにﾆﾔﾆﾔ笑ってねｪし、真顔でそう言うもんだから冗談じゃねぇってのは確かだな



だが、その言葉の意味が分からず、

どういうことだ、と聞き返そうとしたが



ﾄﾞｫｫｫﾝｯ！！




『っ！？』




突然襖が勢いよく飛ばされて、俺の声はその音にかき消されてしまった




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吉原潜入篇、ついにラストスパート！

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