自分を憎んだ赤目の化け物実況者 (ページ45)

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すぐ近くというものの、マンイーターが所々にいてなかなか前に進まない。
それでも、何とか階段前に来たが...。
「...さすがに多くねぇかい...。」
数えた限り、5体ぐらいはいる。
数としては少ないほうだが、攻撃してもすぐ再生してしまうだけ、この量は多い。
「鬼ヶ崎、先に行け。」
「...お前さん、1人でこの量を倒せるのかい？」
「俺1人と言われれば確かに無理かもしれない。
だが、あの変態家畜野郎を倒すよりはマシだ。
隙を見て、俺もそっちに行く。
だから行け。」
俺は忍霧を見る。
その目は「拒否権はない」と言っている気がした。
「わかった。
お前さんも気ぃ使けな。」
「あぁ。」
その言葉と同時に忍霧はマンイーターのところに行き、階段への道のりを開けやすくしている。
俺はタイミングを見て、階段のほうへ向かった。

上っている途中にもマンイーターがいたが、俺は足を止めず、いつもは使わない刀で道を開ける。
何とか階段を上り終え、血月のところへ行こうとした所で見たのは......

『赤』

51階の時とは違う。
あの赤は...

血月の血だ。