〇 ダンスレッスン ＃２ ページ8
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？「なんで...泣いてるの？」
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顔を上げると、そこには松倉さんが立っていた。
「あっ...いや、なんでもないです。気にしないでください。」
どうやら中村さんの水を取りに戻ってきたらしい。
松倉「白咲さん、色々無理してるでしょ。もう俺らメンバーなんだから、なんでも相談してね。」
「ありがとうございます....... 。」
今の精神状態の私にはその " メンバーなんだから " という言葉でさえプレッシャーだった。
((ｶﾞﾁｬｯ
松田「松倉〜？閑也も水欲しいってー。」
松倉「あっ、うん。分かった。」
松田「えっ白咲さん...泣いてる？」
「気にしないでください。」
松田「気にしないわけないじゃん。俺ら、メンバーだよ？」
「その.......その、メンバーって言葉が私にとってすごくプレッシャーなんです。まだファンの子達は私がトラビスに加入するなんて夢にも思っていなくて、きっと発表したら悲しむと思います。私、やっぱりそんなの耐え切れません。」
なぜだろう。言葉がスラスラと出てきた。
きっとこれで私はTravis Japan加入を取り消される。
そして、私のジャニーズ人生も幕を閉じるんだ。
そう思っていたとき、松田さんの口から出たのは意外な言葉だった。
松田「俺らもそうだった。ね？松倉。」
松倉「うん。」
松田「俺らも加入したときは、不安でいっぱいだった。ファンの子達から酷い言葉を沢山浴びせられたらどうしよう。とか、そういうことばっかり考えてた。でも、違ったんだ。」
松倉「そう。俺らが他のメンバーに少しでも追いつけるように必死になった結果、返ってきたのはファンの方の優しい言葉ばかりだった。」
松田「努力は報われるって本当だよ。大丈夫。白咲さんならきっとやれるよ。俺らも守るから安心して。」
そう言われた途端、止まってきていた涙がまた溢れ出してきた。
一気に不安が取り除かれたような、そんな気分になった。
「本当にありがとうございますっ.......。」
松田「いーえ。あっあとさ、いつまでもさん付けってなんか嫌だから呼び方変えようよ！俺のことは『元太』って呼んでね！絶対！」
そう言って優しい笑顔で微笑む彼は、私の心の支えになった。
松倉「俺のことも、松倉さん以外で呼んで欲しいな。」
「ふふっ。分かりました。私のこともAって呼んでください！」
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まる。 - 美紀さん» ありがとうございます！！見てくださる方がいるからこその作品なのでとても嬉しいです！！ (2020年2月15日 23時) (
レス) id: 4fdd244509 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - TravisJapan大好きで宮近海斗君と七五三掛龍也君と中村海人くんと川島如恵留君と吉澤閑也君寄りのオールです最高です寒くなったり温くなったりして体調崩しやすい時期なので気をつけて更新頑張ってくださいね応援してます (2020年2月13日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる。 | 作成日時：2020年2月10日 15時
