〇 洋服 ＃２ ページ47
.
白咲「閑也絶対これ似合うと思う！」
白咲「あ〜、やっぱりこっちの方がいいかなあ？」
一人で一生懸命考えてるAを見ていると、今この瞬間、Aを見られているのは俺だけなんだと勝手に嬉しくなる。
いつもはグループ内でも、ほかのメンバーに比べたら絡みは少ない方だから、久しぶりにAを独り占めできるのはめっちゃ嬉しい。
白咲「あっ！これがいい！！閑也これ着てみて！」
そう言って試着室まで背中を押された。
普段は着ないような服を着て試着室の中の鏡を見ると、本当に似合ってるか.......？と不安になる。
Aに微妙な反応されたらどうしよう、。
そんな不安も、Aによって一瞬でかき消された。
白咲「閑也......さすがにかっこよすぎるよ.......。」
試着室のカーテンを開けると、Aはそう言いながら、俺のことを頭からつま先まで眺めてきた。
「そんなに見んなよ、笑」
白咲「いくらなんでもかっこよすぎる。早くそれ買お！絶対YouTubeのとき着てね。閑也のファンの子に見せてあげたい！！」
早口でまくしたてるように褒めてくれるAに照れてしまう。
「Aは？なんか欲しい服ないの？」
白咲「えっ？いいの？」
「全然いいよ、選んでくれたお礼も兼ねて。」
白咲「............. 閑也とお揃いの欲しいな？」
どこまで可愛いんだこの生物。
「いいよ。買お？」
俺は感情を表に出さず、あくまで冷静な対応をする。
白咲「やったあ！！」
そう言って俺よりサイズが小さい服も一緒にお会計する。
白咲「閑也、ありがとう！」
「こちらこそ。じゃ、レッスン行こっか？」
白咲「うん！みんなに自慢しなきゃ！」
「ははっ笑」
俺とAの2人だけの時間は一瞬で終わってしまった。
白咲「また、お出かけしようね？」
「絶対しよ 笑」
俺がそう返事をすると、Aは満足そうに歩き始める。
俺はそんなAを見て、一生独り占めしていられればいいのに、と思ってしまった。
絶対メンバーに恋なんかしちゃいけない。
そう分かっていたはずなのに。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 562人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まる。 - 美紀さん» ありがとうございます！！見てくださる方がいるからこその作品なのでとても嬉しいです！！ (2020年2月15日 23時) (
レス) id: 4fdd244509 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - TravisJapan大好きで宮近海斗君と七五三掛龍也君と中村海人くんと川島如恵留君と吉澤閑也君寄りのオールです最高です寒くなったり温くなったりして体調崩しやすい時期なので気をつけて更新頑張ってくださいね応援してます (2020年2月13日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まる。 | 作成日時：2020年2月10日 15時
