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本当の出会い ページ6

中村side





昨晩杉田達とゲームしていて寝坊した為いつもより少し遅れての到着。
ドアを開けると、杉田の声がした。




杉田「ナイスタイミングだ、中村くん」


中村「いや、なんの話?」




俺がそう言うとどこからか声が聞こえる。




田中「えっ!?中村さん!?」




ドアで死角になっていて、見えなかったが杉田以外にも誰かいたようだ。

…っていうか、この声ってもしかして…

という反応が顔に出ていたのか、杉田がニヤニヤして言った。




杉田「へへっ。見つけたぜ。お前のプリンセス」


田中「プリンセスッッ!?」


中村「お前そのセリフ恥ずかしくないのか。…あのぉなんか俺が恥ずかしいからやめてくれ」




杉田は してやったり! みたいな顔でニヤニヤしているが、めんどくさいので放っておこう。




中村「気にしなくていいよ」


田中「……あ、はい!えっと、田中Aです!よろしくお願いします!」




間違いない。やっぱりあのオーディションで聞いた声だ。
透き通り心に染み入る声。




中村「よろしくね。…シグマだよ、ね?」




確認するために恐る恐る聞く。




田中「はい、シグマです!……あれ、言いましたっけ?事務所シグマセブンだって」




…しまった。
そりゃ、不思議に思うよな。
彼女は不思議そうな顔をしてこちらを見ている。

明らかに見た目若ぇし、おじさん気持ち悪ぃとか思われてんのかなぁー。
嫌だなぁそれは。
でも、事務所同じとか知ってたらキモいって思うよなぁ。
だからといって、オーディション聞いてて惚れたんだとかもっと気持ち悪くて言えねぇよなー。
あぁーーー。




杉田「中村くんはね、オーディション聞いてて君の声に惚れたんだって」




……いや、今の俺の心の葛藤はなんだったんだよ。
言うなよ…。
絶対キモいって思われたじゃんか…。
杉田、後で本気で鎖骨折ってやるからな。

という心境が杉田に通じたのか、
はたまた殺気を感じたのか杉田がドアの方にコソコソと歩いていく。




杉田「…ごめん俺ちょっとトイレ〜」




…いや、ちょっと待て。
今の状況田中さんと2人きり…じゃないか…?

緊張→←ナイスタイミングだ



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設定タグ:中村悠一 , 杉田智和 , 男性声優   
作品ジャンル:恋愛
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ふぁくと(プロフ) - 悠衣さん» コメントありがとうございます!!そう言って頂き本当に嬉しいです(/ω\)頑張るので、是非楽しんでご覧下さい! (2017年3月29日 23時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
悠衣(プロフ) - とってもとっても面白いです!!この小説大好きです。エンカウント編も楽しみにしてます! (2017年3月29日 22時) (携帯から) (レス) id: a5a3a00bb4 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁくと(プロフ) - 蒼井憂雨さん» ありがとうございます(;▽;)このコメントを励みに頑張らさせていただきます!! (2017年3月22日 13時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井憂雨(プロフ) - 面白かったです!更新頑張ってください(*´ω`*) (2017年3月22日 12時) (レス) id: f7de849322 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁくと(プロフ) - 青宙先生。さん» 【ここからは直接脳内に】本当にありがとうございます。あなたのおかげでほかの読者にばれることなく、訂正ができます笑(超小声) 本当に丁寧な訂正コメントありがとうございました。(大声) (2017年3月20日 23時) (レス) id: 7033e1dd14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぉると | 作成日時:2017年2月26日 16時

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