ゲーム大好き声優です

差し入れ ページ26

田中side





朝起き、携帯を開き確認する。
やっぱり夢じゃなかった…。
本当にエンカウント出れるんだ…。

と、ニヤニヤしながら昨晩の中村さんとのLINEを眺める朝。

幸せ。それにこれから収録だから、中村さんに会えるしね。
それに今日はあのハンサムな方と初めて会えるし！

と、支度をし、いつもより倍高いテンションで家を出た。




田中｢おはようございます！！｣




先日より倍高いテンションで現場入りする。
すると、ゲームに白熱する神谷さんと杉田さんが居た。




神谷｢おはよー！こないだはごめんね」


田中｢全然！…大丈夫でしたか？？｣


神谷｢うん、久しぶりに飲んだら酔っちゃっただけだから笑｣


田中｢…そうですか｣




どうやら｢制服で来て｣とか言っていたのは覚えていないみたいだ。
良かった。
内心、制服で行った方がいいのかなと考えていた。
けど、大丈夫のようだ。




田中｢お2人はそんなに必死で何をしてるんですか？｣


杉田｢獣を狩りまくってる」


田中｢…モンハンですね｣


神谷｢Aちゃんもどうー？｣


田中｢今、持ってないので。今度持ってきますね！｣


小野｢へぇ。珍しいね。持ってるの｣


田中｢っ！？小野さん！！うわっ！｣




後ろから突然声を掛けてきた小野さんに驚き急いで、振り返った拍子に足が絡まり後ろに倒れかける。

が、小野さんの横にいた人に腕を掴まれ、倒れずにすんだ。



中村｢何してんの？…タップダンス？｣


田中｢違いますよ！ありがとうございます｣




ふざけながらも助けてくれた中村さんにツッコミを入れながらお礼を言うと、またいつもの少年の様にクシャッとした笑顔をこちらに向けてくる。

あぁ、やっぱりかっこいいな。




神谷｢小野くん、遅いよ！｣


小野｢すいません。差し入れ買ってたら遅れちゃって」


杉田｢何買ってきたんですか？｣


小野｢んー？シュークリーム♡｣


中村｢あ、僕は小野さんからの差し入れはちょっと…」


小野｢おぃいー！ゆうきゃん、おい！｣


神谷｢僕もいいや。小野くんの差し入れは｣


小野｢おい！ひろし…。なぁおいなぁ、おいなぁ食べようぜなぁおい」


神谷｢ちょっ笑 ほんと、うるっさい！笑｣




と、文句を言いながらもなんだかんだ全員シュークリームを美味しそうに食べている。
本当に仲いいな…。

配慮→←みんなでゲーム

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す