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あれから暫く経って海へ行く日の前夜。
「どれにしようかな〜、ってびっくりした。どうしたの?」
どの服着ようかな〜って悩んでると、
コンビニの袋を持ったちゃかが部屋に入る。
宮「いや、ちょっと相談があって。チャイム鳴らしたらおばさんが上がって良いよって言うからさ。アイス買ってきたから食いながら相談乗って」
「しょうがないな〜。あ!これ好きなやつ!」
散らかした服を片付けて床に腰を下ろす。
「…で?相談とはなんでしょう」
宮「サラの事なんだけどさ」
予想はしてた。
ただ、実際に聴くとやっぱり胸が苦しいな。
宮「束縛が激しいって言うかさ、Aの話するとすごい嫌な顔するし、話を遮られんの」
「…はぁ、?」
宮「今日あった事とかを毎晩電話してって言われててさ、毎晩電話してんだけど、俺の出来事って大半海人とAじゃん?だからAの話遮られたらもう俺から話すことがないわけよ」
嬉しい事言ってくれるじゃん。
宮「かと言って特に何もなかったって言うと何もないわけないってしつこくて。良い子なんだけどこんなだとは思わなかったわ」
「…不安なんじゃない?ちゃかモテるから」
多分サラちゃんは私と一緒。
ちゃかが呼び出されるたびに結果を聞く、不安で一杯な私と。
だから安心したいんだ。
「どうせちゃかの事だから自分から好き〜って言ったこと無いんじゃない?告白もサラちゃんからでしょ?」
宮「いや、、うん。確かに言ったこと無いかも」
「ほら!それじゃあ不安になっちゃうじゃん!私だけが好きなのかな〜、、えぇ〜、宮近せんぱ〜い、、ってなってるはず」
宮「そんなに気持ち悪い言い方しない笑
てか早くアイス食えよ!また垂れてるじゃん!本当食べんの遅えな!」
あ、アイスの存在忘れてた。
急いで口に入れたけど手がベトベト。
「やば!ちょっと手洗ってくる!」
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蛇口を捻って水を出す。
このまま私の気持ちも流せたらな。
なんて。
上手いこと言ったわ。
「何にも不安に思うこと無いのにね」
サラちゃんの話をするちゃかは決まって照れ臭そうな顔をする。
サラちゃんはその表情しか見たこと無いから気づかないんだろうけど。
私から見れば相当好きだって言うのが伝わってくる。
いいね、贅沢な悩みじゃん。
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あーさん(プロフ) - ヒナノさん» コメント、ありがとうございます!だいぶノロノロ更新ですが、これからも読んでいただければと思います(*^^*)本当に嬉しいお言葉ありがとうございます!! (2020年11月13日 0時) (レス) id: 4643567ab6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナノ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます( ; ; )!三角関係がもどかしくてこんな青春送りたかったな〜と思っちゃいます^^これからも無理のない程度で更新頑張ってください( ; ; ) (2020年11月12日 4時) (レス) id: 3f8a3982fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あーさん | 作成日時:2020年7月19日 19時