-終わりが始まる ページ1
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ネタバラシ当日。
打ち合わせと動きの段取りは昨日で終わらせているため、今日はSnowManのメンバーと同じくらいの時間にテレビ局に入った。
メンバーが揃うと、昨日聞かされていた通りの偽の打ち合わせが行われる。
その打ち合わせが終わると、用意した衣装に着替えてヘアメイクをしてもらった。
久々の5割増にビジュアルが盛られたK-POPアイドル風スタイルに感動し、ネタバラシをするという緊張感に、不謹慎だが少しの高揚感が加わった。
準備を終え、SnowManの楽屋へ入ると、メンバーの視線が集まる。
佐久「・・・誰ですか？」
『え、その件やります？』
阿部「でも、本当に一瞬分からなかった」
渡辺「お前、化け過ぎだよ」
『やっぱりプロの方々って凄いですよね〜』
向井「せやけど、最初に見たプロフィール写真もこんなんやったやんな」
ラウ「あの写真もプロのヘアメイクさんがついたの？」
『うん。プロの人にやってもらったよ』
阿部「あの資料のためだけに撮ったの？」
『あ、いや、最初はグループに入ることは想定してなかったので、加入の話が出る前に宣材写真だけ撮ってたんです』
阿部「なるほどね」
・・・私、嘘つくの上手くなってるかもしれない
納得してくれた阿部さんには安堵はしたが、良いのか悪いのか分からない技術が向上していることは複雑だ。
しかし、今大事なのは、ネタバラシの日だというのにバラす前にバレることは回避しなければならないということで、墓穴を掘らないようにと意識を集中させるように両手を合わせ、グッと握りしめた。
佐久「緊張してる？」
そんな私の姿を見て、初めての収録に緊張していると思ったのか、佐久間君の手が私の手を包んで解く。
『あ、はい。少し』
佐久「大丈夫。Aは1人じゃないから」
『・・・はい』
その優しさが私の胸を締め付けた。
佐久「でも、今日それで踊るの？」
心配そうに佐久間君の視線が私の足元に注がれている。
『えっと、踊る時はスニーカーみたいです』
佐久「だよね」
私の言葉に安心した様子の佐久間君は、数秒、私を見つめた後で丈比べを始めた。
ヒールを履いているため、私と佐久間君の目線は同じくらいになっている。
渡辺「佐久間と背変わんな」
ラウ「ワンチャン佐久間君抜かれてるよ」
佐久「俺、今日は短い方の脚で来たから」
『私は長い方の脚にしてみました』
そう言うと、佐久間君は「にゃはッ！」と楽しそうに笑った。
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kynktk(プロフ) - 更新が再開されたようで嬉しいです！プロデューサーがなにを考えているのか全くわからなくて今後の展開が楽しみすぎます！ (4月18日 10時) (
レス) id: e1f85d9146 (このIDを非表示/違反報告)
mizuiro(プロフ) - 紅一点ものは色々読んできましたけど、ドッキリの形で紅一点が入るお話って初めてなのですごく新鮮です！めちゃくちゃ面白くて展開にハラハラドキドキするのでこのまま続いてほしいです！！ (2022年9月6日 19時) (レス) id: c168ba2284 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 田所さんが事務的過ぎるところが好きです(笑) 完結させる。って言葉が聞けたのが嬉しい、、のんびりお待ちしてます♪ (2021年7月25日 14時) (レス) id: 978894b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - ネタバラシで終わらない？！とびっくりしてます！今後の展開も楽しみです！仲良くなれるのかなー^ ^ (2021年7月17日 9時) (レス) id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - ちなこさん» えっと、多分まだ終わりません。4に移行したばかりですが、5に移行するんじゃないかと思ってます。こちらこそ、ありがとうございます！ (2021年7月10日 18時) (レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2021年7月7日 20時
