-烏滸がましいです ページ39
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滝沢「オーディションの時、SnowManの話してたでしょ？」
『何で知ってるんですか？』
滝沢「選考するのに、こっちにも動画送られてたって聞いてない？」
『レッスン動画を送っていたとは聞いてますけど』
滝沢「選考資料の中にオーディションの時の動画もあったのよ」
私がドッキリを仕掛ける対象がSnowManだと聞かされた時から感じていた疑問が、副社長の言葉で解消されていく。
『あ、だから、私がSnowMan以外でって希望した時に却下されたんですね』
滝沢「そんな希望してたの？」
『好きな人達を騙すなんて、誰でも嫌ですよ」
滝沢「そう？俺はSnowMan好きだし、ドッキリ仕掛けるのも好きだよ」
『特殊ですって』
笑顔で話す副社長に、やや呆れた気持ちを持ちつつ、新たに浮かんだ疑問を聞いてみる。
『なんで、私だったんですか？』
滝沢「ん？そうねー。簡単に言うと、AさんがSnowManのファンだったから、かな』
『え？』
滝沢「ファンなら、絶対にSnowManが不利になるような状況をつくることはしないだろうって思って」
『それ、普通は逆に考えませんか？面倒なことになる可能性もあるって。今回のスキャンダルみたいに』
滝沢「でも、実際は起こってない。俺、見る目はあるんだよねー」
Jr.の時からオーディションの審査員をしていて、副社長にまでなった人なのだから見る目は確かだろう。
しかし、今回は
・・・見誤ってるよ
『でも、私はファン失格です』
そう言うと、副社長の顔から笑顔が消えた。
滝沢「なんでそう思うの？」
『SnowManの皆が悩んだり辛い思いをしたりする姿を受け止めきれないっていうのもそうですけど。そんな姿は見たくないって、笑顔だけ見ていたいって思うくせに、自分の仕事と天秤にかけて、結局自分を選んでるんです』
滝沢「なんだ、そんなことか」
『そんなことって』
私の思いとは裏腹に、今度は副社長が呆れたような表情をしていた。
『まだ、別のことで悩んでるなら頑張れって思えたかもしれないけど、私が悩ませてるんだって思うと苦しくて、そんな私が "守る" だなんて、烏滸がましいです』
滝沢「いや、てっきりSnowManの誰かを本気で好きになっちゃいました〜とか言われるかと思ったのよ」
『そんなの、もっと烏滸がましいですよ！』
滝沢「はは。全力否定」
副社長の突拍子もない予想に慌てて否定すると、「さっき自分で言ったのに」と笑われてしまった。
・・・突拍子、なくはないのか
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あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» すみません。お待たせいたしました。移行しましたので、これからもご愛読宜しくお願いします！ (2021年3月18日 14時) (
レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 最近更新ないので寂しいです、、忙しいと思うのでまた更新してくださるの楽しみに待ってます!!今1番ハマってる作品です!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» コメントありがとうございます！初めていただきました。とても嬉しいです。初めて書くので不慣れで亀更新ですが、これからも宜しくお願いします！ (2021年2月3日 16時) (レス) id: 2f8e837129 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 内容が新しくってめっちゃ面白いし続きが気になります!!毎日更新待ち状態です、、、更新楽しみにしています,!!! (2021年2月2日 14時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2020年12月23日 23時
