-決めました ページ34
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『でも、企画が無事に終わったら仕事を紹介してもらえるからってやることにしたんです。生活のことを考えれば続けた方が良いのかなって思うけど、今が辛くて』
言葉に詰まると、深澤さんが私と視線を合わせるようにして下から覗き込んでくる。
深澤「ねぇ、Aさんに、まだ迷える気持ちがあるんなら、俺は続けてほしいって思ってる」
『・・・』
真っ直ぐに見つめてくる深澤さんに対して、私の目は泳ぐ。
深澤「さっきの電話ね、滝沢君だったんだ。テレビに出られるのは嬉しいけど、こんなに長いのはやっぱ俺もきつくて、愚痴っつーか、相談っつーか、話したわけ」
『それで、できたんですか？』
深澤「ん。できたよ。覚悟。だから俺は続ける。でも、Aさんがいないと続けられない」
確かに、SnowManの他のメンバーには私が紅一点だと既に紹介されている。
私が辞めると言えば、続けることはできないだろう。
メンバーの深澤さんに続ける意思があるのに、私のせいで企画が流れてしまうかもしれない。
それは、ファンとして有るまじきことのように思えた。
『・・・分かりました。私、やります』
そう答えると、覚悟を決めた深澤さんの目に、悲しみの色が混じった気がした。
深澤「・・・ごめんね」
ドッキリを続けることには決めたが、直ぐに打ち合わせの場に戻る気になれず、非常階段で深澤さんと話を続ける。
深澤「Aさん、今マイクとか着けてたり録音してたりする？」
『いえ、してないですけど・・・？』
深澤「いや、一応確認なんだけど、これ、俺が逆ドッキリされてないよね？」
『え？いや、それ実は私も同じこと思いました。でも、一般人の私にこんな時間と労力のかかるドッキリは仕掛けないだろうと思って除外しましたけど、確かに、深澤さんなら逆ドッキリ有り得ますね』
深澤「やっぱ、何も聞いてない？」
『田所さん、秘密主義なんですよ』
深澤「でも、流石にAさんが知らないなら違うか」
深澤さんは「逆ドッキリの方が良かったな〜」と言いながら背伸びをする。
そんな姿を眺めながら、以前から言っておいた方が良いかなと思いつつ、言えていなかったことを不意に思い出した。
『あの、実は、目黒蓮には初日にドッキリだってバレてるんです』
深澤「めめに！？え、それ田所さんとかスタッフさんは知ってんの？」
当たり前だが、深澤さんは驚いていた。
『知らせてないです』
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あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» すみません。お待たせいたしました。移行しましたので、これからもご愛読宜しくお願いします！ (2021年3月18日 14時) (
レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 最近更新ないので寂しいです、、忙しいと思うのでまた更新してくださるの楽しみに待ってます!!今1番ハマってる作品です!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» コメントありがとうございます！初めていただきました。とても嬉しいです。初めて書くので不慣れで亀更新ですが、これからも宜しくお願いします！ (2021年2月3日 16時) (レス) id: 2f8e837129 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 内容が新しくってめっちゃ面白いし続きが気になります!!毎日更新待ち状態です、、、更新楽しみにしています,!!! (2021年2月2日 14時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2020年12月23日 23時
