-小さな動機 ページ28
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『小さい頃の習いごとも才能を目の当たりにして努力する前に諦めて、受験も就職も目標とかなく先生とか親に言われるがまま受かりそうなところ受けて入って。まあ、結果が誰でもできるからってリストラされちゃったわけですけど』
阿部「・・・」
『で、今回もやっぱり流れに任せてたら"SnowManに加入"なんて言われちゃって。そんなことメンバーもファンも認めないし、自分でも無理だって思いました。だから、とりあえず形だけって。ただ・・・』
阿部「ただ？」
『ただ、初めて目の前で9人が踊ってる姿を見た時、苦しくなったんです。後、焦りました。その時は何でこんな感情になるのか分からなかったんですけど、今は少しだけ分かったような気がするんです』
・・・こんなこと、言っちゃって良いのかな？
『多分、私は頑張りたかったんだなって。結果とか関係なく努力をしてみたかったんだって。まあ、SnowManの皆さんにはいい迷惑だとは思いますけど』
話しながら、我ながらなんて小さな動機なんだろうと思い、最後は苦笑してしまった。
でも、これが今の私の本心なのだ。
阿部さんは、眉間にシワを寄せて何かを考えている。
阿部「・・・きっと、俺達はAさんの加入を受け入れない。技術面のこともあるけど、仮に加入したとして、その時は康二達が加入した時よりも大きな反発があるのは容易に想像ができるし、それをAさんが耐えられるとは思えなくて」
そこで阿部さんは口を閉ざす。
その言葉に温かさを感じ、頬が少し緩んだ。
『それ、ラウ君にも言われました』
阿部「ラウールに？」
『自分の時みたいになるんじゃないかって、心配してくれてました』
実際は、私がSnowManに加入するということはないので、その心配は無要だ。
阿部「そうだね。あの時は、メンバーの誰よりもラウが辛い思いをしてたと思う」
『でも、"お兄ちゃん達が支えて守ってくれたから頑張れた" とも言ってましたよ』
阿部「ラウが、そんなことをAさんに？」
『たまたま、話す機会があったので』
阿部「そっか。でもその支えがAさんには、ないかもしれない」
『分かってます。だからって、諦めてしまったら花は咲かないですから、今はただ突き進もうかと』
阿部「強いんだね」
『強い、ですかね？』
・・・まだ現実が見えていないだけかも
このドッキリが放送されれば、SnowManのファンから多かれ少なかれ批判の声が上がることは容易に想像がつく。
なぜなら、私もSnowManの一ファンだからだ。
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あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» すみません。お待たせいたしました。移行しましたので、これからもご愛読宜しくお願いします！ (2021年3月18日 14時) (
レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 最近更新ないので寂しいです、、忙しいと思うのでまた更新してくださるの楽しみに待ってます!!今1番ハマってる作品です!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» コメントありがとうございます！初めていただきました。とても嬉しいです。初めて書くので不慣れで亀更新ですが、これからも宜しくお願いします！ (2021年2月3日 16時) (レス) id: 2f8e837129 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 内容が新しくってめっちゃ面白いし続きが気になります!!毎日更新待ち状態です、、、更新楽しみにしています,!!! (2021年2月2日 14時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2020年12月23日 23時
