-気が抜けていました ページ26
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『それで、聞きたいことって？』
そう聞くと、阿部さんは会計をしているお客さんを目で見送り、店内を見渡した。
店長さんとバイトのコは休憩だと言って2階へ上がっているため、今、店の中には私と萌香ちゃんと阿部さんの3人だけになっていた。
阿部「あ、うん。えっと、一緒に話してた彼女もJr.なの？」
『・・・え？』
阿部「さっき、そんな話してたよね？ グループについて調べてみたって」
『あ・・・』
大きな声で話していたつもりはないが、どこまで聞こえていたのだろうかと考える。
『あの、私達の話、どこまで聞こえてましたか？』
そう聞くと、阿部さんは少し考えてから答えた。
阿部「"Aちゃんはもう始まってるんだよね？"とか、"グループについて調べなきゃよかった"とか、後は批判がどうのとか」
・・・つまりは、全部ってことですね
阿部「で、"始まってる"って何が？」
企画としてはほぼ終わりに差し掛かっているが、ネタバラシの部分が成功しなければ企画は倒れてしまう。
阿部さんからの鋭い視線を感じ、"もうSnowManと絡むことはないから"と抜けていた気を引き締めた。
『もちろん、私がSnowManに加入するという話が動き始めてるってことです』
阿部「えーっと、彼女が、ごめん。前に教えてくれてたかもだけど名前分かんなくて」
『高坂萌香ちゃんです』
阿部「あ、ありがとう。で、高坂さんが調べてたグループって？」
『萌香ちゃんは、まだ事務所からグループ側へ話が出されていないので、本決定ではないんです。だから、どことは言えません。阿部さんも、デビューが決まった後、正式に発表するまで口外禁止でしたよね？』
阿部「そうだね。分かった。もう高坂さんについては聞かない。一番気になってるのはAさんのことだしね」
阿部さんの言葉に、再び身構える。
阿部「AさんってSnowManのこと好きなの？」
『・・・え？』
阿部さんの質問に言葉を失った。
阿部「そんな話もさっきしてたよね？」
・・・本当に全部聞こえてたのね
阿部「もしかして、ファン？」
ドッキリに際して、私はSnowManのファンではないという設定になっている。
更に、ファンであることがバレないように気をつけると、SnowManのマネージャーさんと話もしていた。
にも関わらず、ここまできて阿部さんにバレてしまうなんて。
いや、現場では気をつけていたのだ。
ただ、今はプライベートで気を抜いていた。
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あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» すみません。お待たせいたしました。移行しましたので、これからもご愛読宜しくお願いします！ (2021年3月18日 14時) (
レス) id: e4dad61570 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 最近更新ないので寂しいです、、忙しいと思うのでまた更新してくださるの楽しみに待ってます!!今1番ハマってる作品です!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
あやのぱんだ(プロフ) - あいちゃんさん» コメントありがとうございます！初めていただきました。とても嬉しいです。初めて書くので不慣れで亀更新ですが、これからも宜しくお願いします！ (2021年2月3日 16時) (レス) id: 2f8e837129 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 内容が新しくってめっちゃ面白いし続きが気になります!!毎日更新待ち状態です、、、更新楽しみにしています,!!! (2021年2月2日 14時) (レス) id: 73abb925e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやのぱんだ | 作成日時：2020年12月23日 23時
