死にたがりとテヒョン

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:9,133 hit

.

２０歳くらいに自殺して、アイツ天才だったよなって言われるような人間になりたかった。地位と名声。それだけは金に換えられないのだ。沢山の人に囲まれて、すげーすげーって言われた快感を忘れられない。

何が悲しくて、キャバクラのボーイなんかやってんのかな。

「(名前)さん？」

腕を引かれた。キム・テヒョンと、チョン・ジョングク。顔を見られて死にたくなった。いま世界を渡るアイドルが日本のキャバクラなんて来てんじゃねーよ。両手に女の子を抱えて、キャバクラの子達でさえメロメロにして、うちの子ダメにすんじゃねーぞ。

そう言えたらいいのに。

「えっと、人違いですよ。俺、日本人なんで。」

今日ほど日本人を真似て発音した日本語はない。流暢になったもんだ。切なくて泣ける。

.執筆状態：更新停止中