【HQ!!】 聖夜の下で告白を――

夜久　衛輔 ページ11

「メリークリスマス！夜久さん！」


今日は１年のうち、最後の大きなイベント…そう、クリスマス！！


「いつになくテンション高いなぁ。プレゼントか？」

「そうですー！」


先輩彼氏さんにプレゼント催促するなんてちゃっかりしてますねぇ、私。
それでもちゃんと準備してくれている夜久さんはさすがだ。


「ありがとうございます！マフラーですか？最近部活帰り寒いですもんね」

「そうそう。で、俺には？」

「え？夜久さんもプレゼント欲しいんですか？」

「え、逆になんでいらないと思った？」


軽くギャグのような会話をして数秒の沈黙が訪れた。

貰えるプレゼントが楽しみすぎて何も準備してなかった！！
…今すぐ渡せるものは…なんで消しゴムポケットに入ってるんだよっ！


「ないとか言うなよ？」


黒い笑顔になってますよ、夜久さん。
彼女にも容赦ないですね…と顔を青ざめる。


「じゃあ、これで許してくださいね…っ！」


私は触れるくらいのキスをした。
予想外のことに夜久さんは赤面した状態で驚いていた。


「なっなんでAからするんだよ…カッコつかねぇじゃん」


そういって仕返し、とでもいうようにもう一度、夜久さんから触れるくらいのキスをした。

唇が離れ、目が合った私たちはどちらからともなく笑っていた。


「最高のプレゼントでした。ありがとうございます」

「来年はもっとすごいのやるからな」


それって来年も一緒に居るってことでいいんですか――？


――――――――――――――――――――――――――――――
今日一日、友達を遊んでてクリスマス終わるころに更新するとか遅すぎたｗ
クリぼっち、回避できたのでまぁ、いいですけどｗｗ

天童　覚→←日向　翔陽

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す