学校案内編�� ページ21
藍葉
氷華｢……さて。新入生の皆様は知っているかと思います｣
敵を目の前に急に語り口調になった氷華はくるりと制服を翻しいつもの微笑を顔に浮かべる
氷華｢本校には一科生と二科生という階級があり、二科生の授業科目には魔法実技はありません
ですが、例外により使えることがあります｣
そう言いながら彼女の左腕についてあるミサンガ……基CADが淡く光り出す
氷華｢いくつか例外はありますが……そのひとつとして、緊急時の侵入者へ対する魔法による攻撃は可とされています
さて、あなたの目的を吐きなさい｣
CADを光らせながら鋭い目付きで相手を睨む氷華に相手は少したじろぐも声を張る
男｢うるせぇ！テメェらには関係ねェだろうが！！｣
氷華｢さっき言いましたよね？【水無月杏都は居るか】って
水無月杏都は私の妹です。何か御用ですか？｣
いつでも氷華はこんな感じではないけど、落ち着いた声は凛と響く
男｢姉！？……水無月家次期当主の……！？｣
氷華｢水無月氷華です
妹に手を出すのなら容赦は致しません｣
左手を前へ突きだし、魔法式が展開する。彼女のミサンガから無数の糸が溢れ出し、男へ絡み付く
氷華｢私の得意魔法は糸。傀儡術を基本とした魔法です
正門は私が止めておきますから、達也さん達は別の場所へお願いします｣
達也｢……分かりました。行こう｣
深雪｢はい。お兄様｣
彼らの後ろ姿を少しだけ見てもう一度前を見る。すると1人、まだ残っていた
氷華｢良いの？貴女まで残っていて｣
藍葉｢そりゃ
藍葉と背中合わせになり声を張る
氷華｢私は
水無月家の名において、全力で闘うことを誓う
かかってきなさい｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
