賭け ページ45
そして時の流れは早く進み、オレンジ色の光が差し込んで来ていた。
何もすることがないから暇と松野おそ松はごろごろと床を転がっていた。
｢お気楽なもんだよな、おそ松って｣
それを遠くから天宮藍葉は苦笑しつつ隣に居る水無月氷華にそう言った。
｢……いつ死ぬかも分からない、しかも売られるというのに……ホント、訳の分からない人だわ｣
呆れながらも氷華は口元に笑みを浮かべる。だが彼女の脳内には、早く彼等を助けないとと言う思い一心だった。
｢てかさー？いつになったら出られんのー？お腹空いたんだけどー。｣
｢……多分、出られますよ。貴方達は｣
彼等はあくまで【巻き込まれた】のだ。閉じ込めた本人の狙いは長女で不義の子の自分だと思った為である。
｢それだとさ？氷華ちゃんは死ぬ事にならない？俺やだよ、氷華ちゃん死ぬの｣
｢巻き込まれたことに変わりはないので、犯人はきっと、私は生かしておかないでしょ？
最悪みんなが生きていても、私はどのみち死にます。｣
嫌だ嫌だ！と駄々をこねるおそ松に氷華は淡々と告げる。それでも彼は諦めずに
｢なんでそんなにネガティブなの？助けくるよ多分。氷華ちゃんは死んじゃダメなの。存在云々はもう良いの。だから……
賭け、しない？｣
｢賭け？｣
｢そ。氷華ちゃんは自分は死ぬって言い切ってるけど俺はそう思ってないから。そーだな……俺が勝ったらさ、
好きになってよ。｣
最後の言葉に弟のチョロ松と一松は同時に兄を見た。何言ってんだこの兄貴はと言わんばかりに。
｢……構いませんよ。どうせ死体が一つか複数になるかの違いだから。｣
｢いよっしゃ、この賭けは絶対勝つぞォォ！！将来安定の為に！｣
｢｢ちょっと待たんかいィィィィィィ！！！｣｣
ここで声を揃えて言ったのは、気まずさNO.1コンビの年中松であった。
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夢沢夏美(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます。むふふ、夢1のこと嫌いなのは継母です一応。叔母は夢1の事を嫌っていません。語彙力ないから混乱させて申し訳ない(泣) (2018年6月5日 17時) (
レス) id: dbf7975cc0 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - えっ?おばさんてっ夢1のこときらいなのに、なんで「貴方は私の」とかいってるの!?わかんない?(TT)更新楽しみに待ってます！ (2018年6月5日 17時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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