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現れたのは氷華の腹違いの妹、水無月杏都だった。
雪斗の様な栗色のショートヘアを揺らし、氷華と同じ翡翠色の瞳で見つめる妹に氷華と雪斗は駆け寄った。
｢氷華姉久しぶりだね！元気！？｣
｢え、ええ。杏都こそ身体大丈夫？｣
｢うん！すっげー元気！｣
雪斗もそれを見てうんうんと頷いた。あまりの元気の良さに氷華は少し驚いていたがそれは自分もそうだった。
雪斗と杏都にとって氷華はかけがえのない大切な姉だった。血が繋がっていなくても姉弟なんだと本気で思っていた。
恐らくそれは氷華も同じだろう。彼女が2人に向ける目はとても優しい色をした目だ。
｢姉さん、母さんと父さんとは仲直りしたの？｣
｢してる訳ないじゃない。あんな親、縁切って正解だったわ｣
氷華は以前、父ととてつもない大喧嘩をしていたと雪斗はそう把握している。その場には父と母、氷華と杏都が居たらしいが自分は居なかった為、そう信じるしかない。
｢あ……雪斗、杏都、飲み物おかわり居る？取ってくるわよ｣
｢ありがとう姉さん、じゃあスパークリングワインお願い｣
｢んじゃあ私ピーチカクテル！｣
二人分のグラスを持って氷華はウェイターの方へ歩き出した。
やはり、血が繋がってないからだろうか。自分の姉がとても綺麗に見える。それは弟の謙遜ではなく一人の男としての感想だった。
もし自分が弟ではなく……例えば会社の一員だったら、雪斗は氷華に恋していたのだろう。そして彼女に降り掛かる災厄を守ろうとするだろう。
｢……？雪斗兄？｣
｢ん？どうしたの杏都｣
ぼーっとしていたのを不思議がってか杏都が話しかけてきた。先程の悩みはきっと杞憂であって欲しいと常々願うばかりであった。
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夢沢夏美(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます。むふふ、夢1のこと嫌いなのは継母です一応。叔母は夢1の事を嫌っていません。語彙力ないから混乱させて申し訳ない(泣) (2018年6月5日 17時) (
レス) id: dbf7975cc0 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - えっ?おばさんてっ夢1のこときらいなのに、なんで「貴方は私の」とかいってるの!?わかんない?(TT)更新楽しみに待ってます！ (2018年6月5日 17時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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