検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:165,048 hit

*104話「おもいボール」 ページ20

旭さんのいつになく頼もしい発言を聞くなり、
第二セットが始まる。

翔ちゃんの速攻につられながらも、
二度目もとんでブロックしにくる青根君。


「やっぱり、すごい……」


その後もなんとか変人速攻を活かしながら、

取っては取られ、取られては取り返すを繰り返して点を重ねていった。





一応、なんとか変人速攻の効力を持続してはいるが
それもギリギリ。

この試合の鍵はやっぱり、旭さん。

そのとき、伊達高のカウンターを月島君と旭さんがブロックした。


「ナイス、ブロック!」


思わず、立ち上がって喜ぶ。

これで伊達高が次に得点すれば青根君は後衛。
逆に翔ちゃんは前衛にあがってくる。


「あー、中々突き放せない」

「我慢だぞ」

「ですね。一本、一本丁寧にいかないと」


そのあともなんとか速攻を活かしながら点を重ねていく。

だが、あと一点でマッチポイントというところで
鎌先さんにブロックされ、青根君があがってくる。

そして、翔ちゃんが点をとるも刷り込みでギリギリ……。


「あっぶな……」


これで翔ちゃんが後衛にさがり、
逆に伊達高は一番ブロックが高いターン。


「がんばれ」


両手を握りながら、コートを見つめる。



青根君との押し出しのさいに落ちたボールを夕が足で拾う


「夕、ナイスフォロー!」

「なんてやつっ」


そのまま影山くんが旭さんにあげる。


「いけっ、旭!!」

「ぶち抜けっ、旭!!」

「「「いけぇー!!」」」


みんなの声援に応えるように力強く打たれたスパイクは
ネットを転がり、伊達高コートへ落ちた……。

試合終了のホイッスルが鳴る。


「や、やった……」


二回戦、突破!!

*105話「最強、青葉城西高校!!」→←*103話「二回戦、開始!!」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
372人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

星蛍(プロフ) - 琴音さん» あちゃー。やっぱりありましたか(汗)。すみませんが、書き方の統一を優先しているので、シリーズが完結次第、誤字修正をしていきます。教えたくださり、ありがとうございます。 (2019年4月1日 20時) (レス) id: 3b9001af19 (このIDを非表示/違反報告)
琴音(プロフ) - いっぱい間違えてますね。月バリが月バレとか月バスになってたり、聞いてきたが聞いて生きたとか、久藤が久遠だったりまだまだありますけどw (2019年3月31日 17時) (レス) id: f776e23ba8 (このIDを非表示/違反報告)
☆慧琉☆@スガさん愛しすぎてタヒぬ←w(プロフ) - 正しくはコンクリート出身、日向翔陽です。貴方をぶっ倒して全国へ行きます。だったような… (2016年7月5日 22時) (レス) id: 2223b2c821 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:星蛍 | 作成日時:2015年3月22日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。