after ただ君と 7 ki ページ24
仕事終わって
急いで着替えて先に帰るつもりが
ニカも千賀も帰り支度が早いから結局帰りが一緒に。
今日はAとこのまま福島に向かうから
Aは自分の車で来てる。
二階堂たちはAの車を見た事ないから
ハチが運転する送迎車の隣がAの車で
俺たちが普通に一緒に歩いてる事が不思議そうで。
ハチたちの目の前でスッと横にズレると
「え、何このイカツい車っ」
ニカが反応する。
「私の車です」
「え！Aちゃんの！？」
「はい。この後実家に帰るので」
「へー！あ、そーいう事ね？」
ニカが今日ダメな理由に納得して
「え、それならミツこっち乗る？」
千賀が言ってくるけど
「今日の俺の行先が首都高の乗り場の近くなの」
当たり前みたいに荷物を後ろに置くと
「へー、なんかいいね、そういう話まで出来る関係って」
千賀が言うけど。
「…別に、普通じゃね？」
そこまで変じゃなくね？
例えこれが武田ちゃんや杉山ちゃんやハチでも
こんくらい話するだろ。
でも千賀が少し寂しそーだから
もしかして千賀は誰か深い話に切り込めない誰かが居んのかな。
「にしても、カッコイイね車」
「そうですか？」
「うん、しかもAちゃんにめちゃくちゃ似合う」
「…ありがとうございます」
素直に褒めるニカにAが少し嬉しそうで。
ハチがどこか寂しそーにそんな俺たちを見てる。
Aがそれに気づいて
「ハチさん？どうかしました？」
声を掛けると
「あ、いえ、カッコイイ車だな、って思っただけです」
ハチが慌ててるけど。
何となく思う。
ハチは普通にAの車に乗れる俺が羨ましいんだろうな。
そして素直に褒めるニカも羨ましいんだろうな、って。
「本当にいいですか？福島まで行かれるなら僕が北山さん送りますよ？」
ハチが言うけと
「大丈夫です、通り道ですし、ドライブレコーダーも付けたので何かあったら提出出来ます」
なんて俺は知らなかった話をするから。
……聞いてねーぞ。
車でイチャイチャ出来ねーじゃねーか。
ムッとする。
みんなと別れて一応後部座席に乗り込むと
「何余計な事してんだよ」
呟く俺に
「何かあった時に大事なんで」
言い返すAは俺以上にムッとして
「脱いだ服の片付けくらい自分でしたらどうですか？」
ハチに妬いてるみてーだけど。
違うんだって
今ハチが好きな人は俺じゃねーんだよ。
言えないのが
すげーもどかしい。
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shizu(プロフ) - ごまさん» コメントありがとうございます！続編ちょこちょこ書いてますのでそちらも読んでいただけると嬉しいです🍀 (2023年4月6日 7時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
ごま(プロフ) - このお話本当に大好きでした。完結してくださりありがとうございます。 (2023年4月5日 0時) (レス) @page50 id: 65630f1c21 (このIDを非表示/違反報告)
智子(プロフ) - わーい！！またこの2人に会えるのですね😍楽しみに待ってます！！ (2023年3月28日 23時) (レス) id: 87449810a3 (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - みさん» また書けるようにあっさり、それでも2人らしく終わらせてみました！コメントありがとうございます🍀幸せな気分になっていただけたなら嬉しいです❤️ (2023年3月28日 9時) (レス) id: 4bd01c80d1 (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - 智子さん» なんだかんだこの2人大好きなので多分ちょこちょこ書きます🍀既にいくつか書きたいので(笑) (2023年3月28日 9時) (レス) id: 4bd01c80d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2021年6月21日 20時
