Fake。3 side 2 ページ6
今日はMステのリハ。
Aちゃんちで練習したから
バッチリだった。
「ねぇニカ」
控え室で千賀に声を掛けられる。
「相談あるんだけど」
「あ、そーだったよね」
控え室の隅っこに千賀に連れて行かれる。
「どした？」
「ミツの友達から来週のミツの誕生日会をサプライズでやりたいって相談来てて」
ミツが同じ部屋にいるから小声の千賀。
「へー！」
チラッとミツを振り返ると
ミツはソファを独占して爆睡してる。
「スケジュール確認したら16日が早く終わるんだよね」
「そーなんだ」
「あとは当日のMステスーパーライブの後ね」
「あぁー…でもそこだと誰かと飲みに行くんじゃない？」
大倉君も一緒だし飲みに行くとか言いそう。
ミツにはお世話になってるから恩返ししたいな。
「今日ミツと帰り一緒だから聞いてみる」
「さすが！よろしく」
千賀とコブシをぶつけあう。
その日の帰りに早速
「あ、ねえミツミツー」
「何ー？」
「16日さー、リハの後ご飯行こーよ」
ミツに聞く。
「え？」
「誕生日近いし。ご馳走してあげるよー」
「おまっ、して『あげる』って」
上からな俺にミツはアッアッアッて笑う。
これはイケるか？と思ったら
「せっかく奢ってくれるならせいせい飲み食いしたいからさー。次の日もあるし別の日にしよーぜ」
ミツからダメ出しされる。
「えーっ？」
「17日大倉と飲むだろーけどお前も来る？」
「…そこは大倉君に『お前は邪魔』って言われそーだからいいや」
ミツにちょっかい出したら大倉君怖そうだし。
少しして
「…で？お前その後どーなの？」
ミツが小声で聞いてくる。
「ん？その後？」
何が？と思ったら
「ほら、例の『友達』」
ミツがミツマネに聞こえないように聞いてくる。
「あー…うん、仲直りしたよ」
「そか、良かったな」
ミツが優しく笑う。
「またあの店行きてー」
「うん行こう」
「Aちゃんも一緒に」
「それはダメ」
「あはは、何でだよー。友達ならいいだろ？」
ミツは言うけど本気じゃないのは分かる。
「今度1人でも行きてーな。あのスペアリブ忘れらんねー」
「でしょ？ものすごく美味しいでしょ！？」
「あれやべーわ」
ミツがものすごく笑顔だから
ホントに美味しかったんだ、って嬉しくなる。
「あー腹減ったー」
「ねー、お腹空いた」
お互いしばらく黙る。
「「…今から行く？」」
ハモって2人で笑って大将の店に向かった。
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shizu(プロフ) - はるるさん» ありがとうございます！はるるさんも熱中症には気をつけてくださいね！ (2020年8月18日 0時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
はるる(プロフ) - shizuさん» 楽しみにしてます！まだまだ暑さが続くようですので、健康にはお気をつけください。 (2020年8月16日 7時) (レス) id: 385ecda6e8 (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - はるるさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてものすごく嬉しいです(〃▽〃)少しずつですが更新していきますのでまた是非読みに来て下さい！ (2020年8月15日 10時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
はるる(プロフ) - shizuさんの作品、ほぼ全部見てます。大好きです。これからも応援してます。 (2020年8月14日 10時) (レス) id: 385ecda6e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2020年7月18日 15時
