ふたりの夢 3 ページ48
宏光が不機嫌なまま
車を降りる。
明日は昼からだから
もしかしたら夜うちに来るかなと思ったけど
こんな会話の後だから来ないだろうな。
ならのんびり過ごそう。
そう思って1度うちに帰ってからサウナでも行こうとしたら
二階堂さんから着信がある。
『いまさー、千賀と横尾さんと酒井ちゃんとご飯してるの！Aちゃんもおいでよー』
「えっ？」
『ミツが今日飲むって言ってたとこの近くにいるんだー。暇でしょ？』
二階堂さんが言う地名が確かに今いるところと同じだった。
『ご飯だけ食べてすぐ解散するからそんな遅くなんないし。おいでよー』
せっかくだし行くことにする。
行くと皆さんほろ酔いで。
「帰りにミツ機嫌悪かったから心配で」
二階堂さんが言う。
「アイドルとのエゴサもあるけど、今日はこの前の舞祭組が揃ったロケからAちゃんのことみんなで名前呼びしてんじゃん？それも重なってミツめちゃくちゃ機嫌悪かったからさー」
「…そうだったんですね」
アイドルとの件はみんな知ってるんだ。
そして呼び方の事も重なってたんだ。
だから宏光はあんなに機嫌悪かったのか。
「大丈夫です、いつもの事ですから」
「あははは、Aちゃん相変わらず容赦ない！」
納得がいってつい出た私の言葉に千賀さんが笑う。
機嫌が悪い事はたまにあるからあまり気にしてないけど
今日は少しタイミングが悪かったってことで
それを知れただけ有難い。
酒井さんは代行で帰ると言うので
皆さんを送って帰る帰り道。
横尾さんと2人になる。
「ミツは何でもないって言ってるし、ヘマするほどバカじゃないから」
横尾さんにもフォローされて
むしろ私が気にしてるように見えたのかなって心配になる。
「平気ですから」
「ん、わかった」
私に優しい声で返す横尾さん。
皆さんに支えられてるな。
少し心が温かくなって家に帰る途中。
そういえば宏光の部屋の洗濯物
昨日の分回収してないな。
そう思って宏光の部屋に寄ると
いつもより綺麗になってて洗濯物も干されていた。
触ると少し湿ってる。
…1度帰って来たのかな。
リビングに向かうとテーブルの上に
例のアイドルのグラビア写真集とDVD。
少し胸を強調したパッケージがまたあざとい。
それはそうだよ。
この子はそれがお仕事なんだから。
つい自分の胸と比べる。
これは私が来るかもっていう思いからの
宏光からのメッセージ？
……なら仕方ないか。
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shizu(プロフ) - ぴのさん» コメントありがとうございます！最近なかなか忙しくて更新遅くてごめんなさい。また読みに来て下さい。 (2020年2月14日 8時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 更新ありがとうございます。待ちわびてました。お忙しいでしょうが、また続きお願いいたしますm(__)m テンション マックスです (2020年2月11日 7時) (レス) id: c093b1f16a (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - ひろぴーさん» コメントありがとうございます！北山さん推しなので美化しちゃいます 笑 たまに更新頻度落ちますがまた是非読みに来て下さい！ (2019年11月20日 6時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
ひろぴー(プロフ) - 朝更新されてて、12になっててめちゃくちゃテンション上がり、今日一日楽しく働けました笑。中々素直に言えなくて我慢しちゃう主人公ちゃん、めちゃくちゃ気持ちが分かって一緒に苦しくなってます…だけど北山さんが、素敵な男性すぎてキュンキュン止まりません！ (2019年11月18日 20時) (レス) id: 9608494618 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年11月18日 4時
