秘めた想い T -side T- 23 ページ15
Aに気持ちがバレてから
本当に何でも話せた。
今までは宮田抜きだと
あまり一緒に居なかったけど
宮田がいない週末も毎週居た。
宮田が仲を疑うレベルだったけど
Aは他に好きな人がいるって言う。
誰？って聞いても教えてくれないし
「まぁまぁ。Aちゃんも言いたくないことだってあるよね？」
宮田も言うからまぁそうだよな、って思ってあまり気にしなかった。
数年後。
いつものように集まる予定の週末
Aが初のドタキャン。
宮田が居るし2人だけなのも久しぶりで
嬉しいけどAがいないのは何だか寂しくて。
「タマはやっぱりAちゃんいないとダメだね」
宮田に笑われてびっくりする。
「え？」
「いつもならAちゃんが買い物してくれるから買い忘れや余分な買い物多いよね」
買った物を見ると確かにいつもなら買ってるお菓子が無かったり逆にこの前残ったお菓子をまた買ってたりしてる。
「つーか宮田も把握しろよ」
「あはは、確かに俺も遊びに来てる側だね」
怒る俺に宮田は笑っていてやっぱり宮田は俺に甘い。
「買い出し行く？」
「それよりむしろ準備面倒だし飲みに行くか」
「そだね」
駅前のよく飲みに行くところに予約の電話をして
飲みに出ると駅でAを見かける。
「あ、Aちゃんじゃん」
宮田も気づいて声を掛けようとしたら男が近づいてくる。
………え？
「あれ？」
宮田も気づいて俺とその男を見比べてる。
その男は親密そうにAに話し掛けてAも嬉しそうに笑ってる。
…Aの好きな人なのかな。
「……タマ？」
宮田が声を掛けてきて我に返る。
「あ、悪ぃ。行こ」
「え、でも今から行く所って…」
そう、今から行く店はAのいる所を通らないと行けない。
宮田は慌ててるけど別に俺らがコソコソする必要なくない？
俺が歩き出すと宮田が俺の腕を掴む。
「でも気まずいからさー…」
宮田の俺を止めようとする不審な動きが逆に目立ったのか
Aが俺たちに気づいて手を振ってくる。
…あれ？
見られても平気な相手なわけ？
Aはその男に小声で何かを話して
その男も「あー！」ってリアクションをしていて
俺たちの事を知ってる様子。
むしろ彼氏とかなのかな。
紹介されて俺は笑っていられるだろうか。
心臓がものすごくバクバクしてる。
堂々とこっちに向かってくるAとその男に俺はどうしていいか分からなくなる。
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shizu(プロフ) - りぃ☆彡さん» コメントありがとうございます！気づいてなくてごめんなさい。やっと繋がりました。短編のつもりだったんですけどね…楽しみにしててくれて嬉しいです！ (2020年3月18日 5時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - はとさん» コメントありがとうございます！気づいてなくてごめんなさい。ようやくエンディングに向かいます！ (2020年3月18日 5時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
りぃ☆彡(プロフ) - はじめまして。いよいよ主人公サイドと繋がりましたね！続きを楽しみにしています！ (2020年2月20日 22時) (レス) id: de1f37d540 (このIDを非表示/違反報告)
はと(プロフ) - はじめまして。いつも楽しみにしています。玉ちゃんがこの後、どんな行動にでるのか楽しみです。 (2020年1月26日 0時) (レス) id: bf18adaee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年11月24日 7時
