ないしょとヒミツ 14 ページ1
玉森さんと北山さんを
現場にお送りして
今日はロケなので
昼過ぎの休憩の合間。
気になって二階堂さんに電話する。
『ゴホッ…もしもし…』
咳をする二階堂さん。
「ほらやっぱり」
『……なにが？』
「ぶり返してますよね」
『…ゴホッ…たまたまだし』
「じゃああと3分後に電話して咳したら武田さんに…」
『あーあーあー！ごめんなさい！…ゴホッ…』
武田さんに遅かれ早かれこのままだと言う案件ですけど。
「病院行きますよね？」
『……行かなきゃダメ？』
「明日仕事ですよ」
『…んー』
少し困ってる様子の二階堂さん。
「自分で行けますか？」
『んー、なんとか』
「夕方なら行けますけど」
『………マジで？』
今日は夕方に北山さんも玉森さんも終わって
2人ともその後に予定があるって言ってる。
「夕方また連絡しますから」
『ありがと』
「無理しないで寝ててくださいよ」
『ん…ゴホッ、ゴホッ』
切れる電話。
明日の二階堂さんの予定は雑誌の取材だから
最悪声が出なくても大丈夫だけど。
しばらく皆もりんご蜂蜜生姜ティの方がいいかな。
乾燥も酷いしインフルエンザも流行ってるし。
考え込みながら予定と睨めっこしてると
「Aちゃんの顔の真似ー」
すぐ横に変顔の玉森さん。
少し離れて北山さんもいる。
「どしたのー？変な顔して」
「あぁ、予定を見てお休みがないなーって思ってました」
「あはははは、まぁこれから怒涛だからね」
シングルのプロモーション
北山さんの映画のプロモーションとアルバム制作が並行して
そうこうしてるとツアーの準備が始まる。
「杉山さんが戻ってきてからご褒美の連休があってからは1ヶ月休みないんですよね」
「あらまぁ」
「玉森さんは明後日連休ですよね」
「んふふふふ、ずーっとゲームしてる予定」
ものすごく嬉しそうな玉森さん。
「ミツは明日休みなんだよね」
「そー。だけど曲作んねーと」
「あーそっか」
北山さんはアルバムで曲を作ることになっていた。
「休みなのに仕事って大変だねー」
「楽しいけどな」
「俺もどんな曲か楽しみー」
「ハハハ、あんがと」
2人が話してるのをぼんやり聞いて
二階堂さんの予定を見る。
やっぱり酒井さんと小林さんには
言った方がいい気がするな。
夕方の様子次第で連絡入れてみよう。
そう決めたタイミングで控え室のドアがノックされる。
「お疲れ様でーす」
涼さんが入ってきた。
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shizu(プロフ) - haru070917さん» コメントありがとうございます！最近更新頻度落ちてますが細々続けますのでまた是非読みに来てください (2019年9月12日 22時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
haru070917(プロフ) - とても面白いです。みっくんとても可愛くてかっこ良く書けてますよ、続き待ってます。 (2019年8月30日 10時) (レス) id: 6044a23124 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年8月18日 21時
