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特別な日に 13 T ページ49

選んだルームウェアは
ものすごく似合っていた。

普段ロングスカートかパンツが多かったから
生足を見た時は
ものすごくニヤニヤしちゃって。



自分で選んでおきながら俺天才って思った。



膝の上に乗せて抱き締めたら

「私こそいっぱいお祝い嬉しかった。ありがとう裕太」

って抱き返してくれて。



いよいよ止まらない。



後ろから抱き締めてたから少し身を乗り出して
またキスが始まる。



もう最初から拒まないし
なんならAも普通に舌も絡めてくるし
多分俺の下半身反応してんだけど。



少し胸も触ってみる。

ビクッてなって離れようとするAを抱き留めて離さなさい。

「んーーっ!」

Aは首を振って離れようとするから胸を触るのをやめて抱き締め直す。

そしたらまたキスに落ち着いたから少しして唇を離す。



「…しないって言ったじゃん」

「ごめん、つい」

「嘘つき」

「でも気持ち良かったしょ?」

「…わかんない。身体中にビリッてなんか走った感じがして…」



なんて生々しい報告をされちゃうから
やっぱりもう1回触ってる反応をみたくなって。



「どんどん気持ち良くなると思うよ?」

「……」

「少ししてみる?」

そう言ってAの胸に手を重ねてみる。



Aはキスしたときみたく「うん」とも「ううん」とも言わないまっすぐな目をしてきて。



いいってことかな。



でも止まらなくなりそうだから今回は返事を待ってみた。



「あのね」

Aが話し出す。



「うん」

焦らせないように胸に重ねた手を背中に回してリズムを取りながらゆっくり叩く。



「私、裕太のこと好きなの」

「えっ?」

「裕太にしてもらう全部が気持ち良くて、それって裕太が好きだからだと思ってるの」



なんてすごい嬉しいことを言い出す。



「でももう28なのにまだ自分がどうしたいのか決まらないまま裕太に好きって言うのはなんか違うから」

そう言ってギュッて俺の服を掴むから
ホントは俺のことを前向きに考えてることが分かった。



ありがとう、A。



「ん、待つよ」

抱き締めて頭を撫でたら

「ごめんね、ズルくて」

そう言って不安そうにギュッてさらに俺の服を掴むけど。



違うよ、A。

本当に謝らなきゃ行けないは俺の方。
本当にズルいのも俺の方。



いつかキミに俺の本当の正体を話した時

キミは受け入れてくれるかな。



そう考えると不安で
俺もギュッとAを抱き締めた。

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もち?太郎(プロフ) - shizuさん» あら。まだガラの子いるんですね。びっくり...で私。ならガラケー使ってること知ってるならラボンて教えていいのではと思ったのですが。ドラッグストアで玉ちゃんがポスターみたいなのにいたらばれますか...と(笑) (2019年9月14日 20時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち?太郎さん» さすがにガラケーじゃないとニュース開いたら絶対玉ちゃんに気づくし。私の周りに未だ頑固に携帯の子が1人だけ居ます。絶対不便だと思うんだけどなー…。 (2019年9月14日 17時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち?太郎(プロフ) - shizuさん» ほほー..え。ガラケー?え。ぐーぐ。えやh...えぇ... (2019年9月14日 2時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち?太郎さん» 端末が違うんですね!なるほど! ベタな展開ですが気付くのはもう少し後の予定です。ちなみに彼女の携帯は特に出てきてませんがまだガラケーなんです。 (2019年9月8日 20時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち?太郎(プロフ) - あ。すみません!何気なくこちらで返信したのですが新しい端末です..(汗)咲良の方は壊れてしまったので...^^; (2019年9月3日 1時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shizu | 作成日時:2019年7月15日 12時

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