特別な日に 8 T ページ39
外で会うのは初めてで。
しかも明るい時間に会うのも初めて。
俺も緊張してるけど
Aも何だか緊張してて。
あと俺としては俺を知ってる人に見つからないかに対する緊張もあった。
ドライブはものすごく楽しくて
何をしたわけでもないけど他愛もない話もすごい楽しい。
車のBGMを褒められたり。
Aのピアノを褒めたり。
頭を撫でるとその手が離れるのを止められた時はドキッとしたけど。
アレかな。
ピアノに対してまだ迷ってて
不安になってるのかな。
だから褒められて嬉しくてまだ撫でて欲しかったのかな。
海に出たタイミングがものすごく良くて
夕焼けがキレイに出てた。
顔をキラキラさせてAが喜んでて
初めて見たってすごい嬉しそうに笑ってる。
あー、ちゃんと誕生日プレゼント出来たなって思う。
近くで見たいって言うから
穴場スポットに車を停めると車を降りる。
誰もいないけど一応ハットを被った。
波の音も聞こえる。
Aはスカートだったし
寒くなってもいいように一応ブランケットも持った。
「夕方の海がね、見てみたかったんだ」
ふとAが言う。
「やっぱり？」
「え？裕太知ってたの？」
「うん。俺超能力者なの。Aの思ってることなら分かっちゃうの」
ホントは寝言で言ってただけだけど。
なのに
「え、裕太すごいね！」
って純粋に喜ばられちゃったから
嘘つくのが逆に申し訳なくなっちゃった。
だから
「ごめん、ホントは違うの。この前Aが寝言で言ってたんだよ。『海が見たい』って」
正直に言った。
「そうなの？私寝言言ってた？」
「うん。だから相当行きたいんだって思って叶えたくて連れてきたの」
「………そっか」
そう言うとすごい嬉しそうに笑ってる。
「見てみたかったんだ、海に沈む夕日」
「あと、夜の海だよね」
「…それも言ってた？」
「うん」
「恥ずかしいー」
そう言って下を向いちゃうA。
でもすぐに顔を上げると
「うちの実家山の中だから海に沈む夕日って珍しいんだよね。ちゃんと見ておかないとっ！」
ってAは笑ってる。
「気に入ってくれた？」
そう聞くと
「ものすごくっ！！」
Aは笑ってて。
嬉しそうな顔が可愛くて俺も笑っちゃう。
「しばらく見ててもいい？」
「好きなだけ見てって」
ベンチって程じゃないけど並んで座れる所を見つけて
2人で並んで座った。
それだけで何だか幸せだった。
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もち?太郎(プロフ) - shizuさん» あら。まだガラの子いるんですね。びっくり...で私。ならガラケー使ってること知ってるならラボンて教えていいのではと思ったのですが。ドラッグストアで玉ちゃんがポスターみたいなのにいたらばれますか...と(笑) (2019年9月14日 20時) (
レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち?太郎さん» さすがにガラケーじゃないとニュース開いたら絶対玉ちゃんに気づくし。私の周りに未だ頑固に携帯の子が1人だけ居ます。絶対不便だと思うんだけどなー…。 (2019年9月14日 17時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち?太郎(プロフ) - shizuさん» ほほー..え。ガラケー？え。ぐーぐ。えやh...えぇ... (2019年9月14日 2時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち?太郎さん» 端末が違うんですね！なるほど！ ベタな展開ですが気付くのはもう少し後の予定です。ちなみに彼女の携帯は特に出てきてませんがまだガラケーなんです。 (2019年9月8日 20時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち?太郎(プロフ) - あ。すみません！何気なくこちらで返信したのですが新しい端末です..(汗)咲良の方は壊れてしまったので...^^; (2019年9月3日 1時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年7月15日 12時
