特別な日に 5 T ページ33
舞台終わって。
千秋楽の次の日にソッコーでAに連絡。
練習とか言ってるけど
俺は明日も休みだし。
時間なんか遅くてもいいから
Aをギューってしたくて仕方なかった。
早くAをだっこして癒されたい。
そしてまた頭を撫でてもらいたい。
23時頃におうちに行ったけどまだ帰ってなくて。
公園で待ってると日付変わるちょっと前に帰ってくるA。
遅いっ。
女の子がこんな遅い時間まで出歩くとか
心配なんですけどっ。
でもそんなこと言える立場じゃない。
けど言ってもいいかなー。
せめてタクシー使ってほしいとか。
俺が迎えに行けたらいいけど
目立つよなぁー。
Aんちに上がってどうしよーかなーって考えながら
Aが片付けてるのを見守る。
てゆーか。
Aが手に持ってるお花は何？
「お花だ」
「あぁコレ？助っ人で行ってる楽団の恒例らしくて今月誕生月だからお花貰った」
ものすごくどうでもいいことを報告するようなテンションでAが言う。
「え！誕生日なのっ？」
お祝いしたいじゃんっ。
「……いつ？」
「10月25日」
「へーーーじゃあそこから5ヶ月近くは同い年だね」
「そうなの？」
「俺は3月17日っ」
そう答えてもAは全然興味無さそう。
ちぇーーっ。
お花を花瓶に飾るのに一生懸命。
…早く俺の相手してよっ。
寂しくなったからAのとこまで行くと
後ろから抱きついた。
「えっ！何っ！？」
「…早く相手してよー」
「は？」
「お片付けにいつまでかかってんのー？」
俺の言葉にAが大きなため息をつく。
「…裕太は私よりお兄ちゃんなのに随分構ってちゃんだね」
Aが呆れてるけどなんとでも言えばいい。
そんなことより。
「ねぇねぇ10月25日にデートしよっ」
俺のスケジュールはお休みだった。
でも俺の言葉にAは
「え？無理」
即答する。
「………何で？」
「生徒さんのレッスンあるもん」
「終わってからは？」
「……………」
返事をしないA。
「ダメなの？」
首を傾げて聞くと
「誕生日だよ？私の」
Aが不安そうに聞く。
「うん。だから会いたいんだけど」
「…おかしくない？」
「何で？大切な人の誕生日だよ？ホントはずっと一緒に居ないとだよね？」
俺がそう言うとAは真っ赤になって口をパクパクさせてる。
Aがめちゃくちゃ喜んでくれる誕生日にしたいなー。
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もち?太郎(プロフ) - shizuさん» あら。まだガラの子いるんですね。びっくり...で私。ならガラケー使ってること知ってるならラボンて教えていいのではと思ったのですが。ドラッグストアで玉ちゃんがポスターみたいなのにいたらばれますか...と(笑) (2019年9月14日 20時) (
レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち?太郎さん» さすがにガラケーじゃないとニュース開いたら絶対玉ちゃんに気づくし。私の周りに未だ頑固に携帯の子が1人だけ居ます。絶対不便だと思うんだけどなー…。 (2019年9月14日 17時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち?太郎(プロフ) - shizuさん» ほほー..え。ガラケー？え。ぐーぐ。えやh...えぇ... (2019年9月14日 2時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
shizu(プロフ) - もち?太郎さん» 端末が違うんですね！なるほど！ ベタな展開ですが気付くのはもう少し後の予定です。ちなみに彼女の携帯は特に出てきてませんがまだガラケーなんです。 (2019年9月8日 20時) (レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
もち?太郎(プロフ) - あ。すみません！何気なくこちらで返信したのですが新しい端末です..(汗)咲良の方は壊れてしまったので...^^; (2019年9月3日 1時) (レス) id: 3f59dac3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年7月15日 12時
