期間限定。 M 5 ページ48
終礼のチャイムが鳴る。
課長から頼まれてた仕事は宮田係長が課長に渡してくれた。
帰ろうとして荷物をまとめていると
スッと宮田係長からメモが渡される。
『18時に〇〇〇〇で お店の場所は〇〇〇〇で検索』
〇〇〇〇はお店の名前。
Googleのロゴを真似て書いた下に
四角く囲ったお店名前に検索ボタンと矢印。
宮田係長仕事中に何してるんだろう？
笑いそうになる。
帰ろうとして鞄を持つと
「Aさん、仕事頼める？」
課長が呼び止めてくる。
体中が強ばる感覚。
何も言えずにいると
「すみません課長、Aさん今日用事あるって事前に言われてまして。代わりに俺やりますけど」
宮田係長が言ってくれる。
「いや、それなら明日で大丈夫だ」
「すみません。明日俺も手伝いますから」
「あぁ、ありがとう」
宮田係長は課長との話を終えた後
「じゃあAさん気をつけてね」
って笑顔で見送ってくれる。
宮田係長が指定したお店は少し賑やかな大衆焼肉屋さん。
男の人も女の人も半々くらいで少し煙くて。
運ばれてるお肉や食べてるみんなを見ると絶対美味しいだろうな、って思うお店だった。
「お待たせーー」
少しして宮田係長がやってくる。
「ここ美味しそうでしょ？俺が回ってみた中で1番美味しいお店なの」
ニコニコしながら私の前に座ると店員さんを呼ぶ。
飲み物とか適当に頼んで乾杯して少しすると
「で？どしたの？」
お肉を焼いてくれながら宮田係長が聞いてくる。
「もう隠さなくていいよ、課長のこと」
そう言って優しい顔をするから
また泣きそうになる。
私は口を開くと
半年前から起きていたことを話した。
最初は小さなセクハラだった。
勘違いかなと思っていた。
すれ違う時にぶつかる事が多い、とか
飲んでる時に隣が多いな、とか。
でも最近は誰も居ないと体を触ってくるとか
居残りしてると近づいてくるとか
でも証拠は残さないようにメールとかはしないし人がいる時は見えないようにしかしない。
後をつけてきたりもしないから会社さえ我慢すれば大丈夫だった。
宮田係長は私の話を相槌を打ちながら
時に顔をしかめながら聞いてくれた。
「…でも何もしてくれなくて大丈夫です」
私がそう言うと宮田係長はものすごく驚いてる。
「そんな顔をしてるのに？」
「はい」
私は頷いて言う。
「3年まであと1年半切ってますから」
そう言うと宮田係長はすごく悲しそうな顔をした。
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shizu(プロフ) - mayumitsuさん» コメントありがとうございます！私もミツ担なのでどうしても北山さんの圧が強めになってしまいます。少しずつ更新しますのでよろしくお願いします！ (2019年4月10日 5時) (
レス) id: 9bf290c5ee (このIDを非表示/違反報告)
mayumitsu(プロフ) - こんにちは★こちらも読んでます(^-^)不器用な二階堂くんと、どうなるのか気になります。そして北山さんのiQOS、奪って吸える関係たまらんですね…!!!北山担なのでそこに興奮しました(;∀;)笑。 (2019年4月4日 18時) (レス) id: 90f4627b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shizu
| 作成日時：2019年4月1日 8時
