ご対面 ページ9
「お待たせーー」
「お待たされーー」
俺が声をかけるとめっちゃ笑顔のアコ。
…マネージャー居るからだな絶対。
「アコさんごめんなさい、付き合わせて。お仕事だったんですよね」
「いえいえ、全然構わないですよー。私も久しぶりに食べたくなったし!ご無沙汰してます、武田さん!」
申し訳なさそうに言うマネージャーとニコニコのアコ。
逆に違和感。
アコの前をマネージャーにして俺がその横に座る。
「前もって言ってくれれば良かったのに。静岡なのは決まってたんでしょ?」
「ロケ長引く可能性あったしさ、マネージャーが俺1人で行かせてくれるかもしれなかったから…」
「行かせるわけないだろーが」
アコに返事してると食い気味で言うマネージャー。
マネージャーも少し余所行きな雰囲気。
なんだよ、2人して。
アコが俺に合わせてストロベリースペシャル注文してくれて、マネージャーはコーヒー。
出来るだけ俺が目立たないように、なんて言いながら、俺としては2人がうまくいってくれたらなーって気持ちで2人に会話してもらう。
あまり見たことない、嬉しそうなアコと
いつもよりにこやかなマネージャー。
どうもハマってる海外ドラマが一緒らしく
思った以上に盛り上がってくれているので
2人を無理矢理付き合わせたという申し訳ない気持ちが少し落ち着くと共に、
あーこの2人うまくいかないかなー
お互い仕事にストイックだし、真面目だし、合うだろーな、しかも2人ともいい奴だしうまくいったら嬉しいな。
なんて思いながらストロベリースペシャルを待つ。
「お待たせしました、ストロベリースペシャルです」
ようやく来た頃には、マネージャーとアコは2,3回会っただけとは思えない程打ち解けていた。
そして、目の前に置かれたストロベリースペシャル。
いよいよ待ちに待ったストロベリースペシャルとのご対面。
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作者名:shizu | 作成日時:2018年10月5日 4時