また会えるよね ページ45
アコとマネージャーが戻ってきた。
あれ?2人で???
…これはアコが気を回したか?
だとしたらアコに感謝だな。
「お待たせー」
「お待たされー」
アコから野菜ジュースを受け取ってジュース代を渡す。
「…じゃ、そろそろ行くか」
少しだけ遠慮がちにマネージャーが言う。
「じゃあ、また」
Aちゃんに
敢えて、また、って言う。
「うん、また」
Aちゃんが言う。
あ、良かった。また、って言ってくれた。
「次は事前に連絡ちょうだい」
アコが言う。
「今回は悪かったよ、ホントに」
「ううん、楽しかったし全然いいんだけど」
ものすごいニッコリ笑うアコ。
…これは後で事情聴取だ。
改札で別れて新幹線に乗る。
グリーン車はいつもより混んでた。
「とにかく今日の仕事は大丈夫そうだな」
新幹線が動いて呟くマネージャー。
「…今回のこと、ホントごめん」
さすかに謝った。
「いいよ、結果楽しかったし。こういうのもアリじゃない?」
マネージャーが笑う。
怒られると思った。
「毎回は困るけど、たまにはいいよ」
「ストロベリースペシャル?」
「お茶割りもつくなら」
…マジか。
「メンバーも固定な」
「え?」
「グループなら余計に目立たないだろ。あと、出来たら居酒屋は個室の方がいい」
「……いいの?」
「日帰り出来るなら」
マネージャーの意外な言葉にだいぶびっくりした。
「とりあえず、着くまで寝ておけ」
「ん」
俺はシートを少し倒してマネージャーから貰ったサングラスとマスクをつける。
「…プライベートで来る分までは知らないけど」
「え??」
マネージャーは答えないで携帯触ってたから
俺もそれ以上聞かず、寝る体勢になった。
そしたら、携帯が震えた。
見るとアコからだった。
『武田さんと少し頑張ってみる』
…2人で話してる時に何かあったかな?
頑張れ、的なスタンプ押して今度こそ寝ようとしたら、また携帯震えた。
何だよ、と、思ったらAちゃんからだった。
『電車乗りました。お仕事頑張って下さい!私は今日から車の運転練習します』
って来てた。
いやいや、免許持ってるんでしょ。
くすって笑うと。
『半年後楽しみにしてます。でもその前にストロベリースペシャル食べに行こ!』
と返して眠りについた。
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作者名:shizu | 作成日時:2018年10月5日 4時