無口な少女は悪魔学校へ通う

#11初登校 ページ15

〈リビング〉
イルマ「い、行きたくない。だって人間ってバレたら悪魔たちに食べられちゃうかも。あ、あのご相談が·····」

サリバン「ん？」

イルマ「学校のことなんですが·····」

サリバン「あ、その前に」

オペラ「はっ！」

パチン

オペラさんが指を鳴らしたあと、

制服や本などがたくさん現れた

サリバン「見てみてー奮発しちゃった。入学祝い」

イルマ「え、僕たちに！？」

『すごい·····』

イルマ「でも、昨日もたくさんもらいましたけども·····」

サリバン「もー。あれは初孫、初娘祝だよ。これは入学祝だってばー」

イルマ「The・過保護！！」

サリバン「じゃーん。オペラと二人で刺繍も入れたのーどう？どう？」

おじいちゃんはハンカチをみせた

イルマ「素敵ですね。」

『ありがとう·····おじいちゃん、オペラさん』

サリバン「刺繍なんて慣れない事で疲れたけど楽しくってさあー」

イルマ「！」

サリバン「あっ！これ。めざ魔し時計。朝お寝坊しないで起きられるようにね。」

ぐぁぁぐぁぁ

イルマ「あ、」

サリバン「で相談って？」

イルマ「あ、えーとその学校に·····」

サリバン「学校に？」

イルマ「い、行き」

サリバン「行き？」

イルマ「(え？)」

サリバン「んー？」

イルマ「行き、たいです。」

サリバン「うんー。」



〈家の門の前〉
イルマ「じゃあ行ってきます。」

『·····(フリフリ』

サリバン「いってらっしゃ〜い！」

オペラ「お気をつけて」

サリバン「よし！あとを追うぞ。初登校をビデオに·····」

ガシッ！

オペラ「今日は1日自宅業務です。」

サリバン「オ、オペラ〜」

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