＃４１ ページ41
佐「A！」
立ち止まった私に駆け寄ってきてそのまま抱きしめてくる佐久間
佐「なんで電話出てくんないの、、」
『え、電話…あ、スマホ、家だ、』
佐「はぁ、もう、ピンポン押しても出ねぇし電話も繋がらねぇからまじ焦った」
『なんで、なんでいるの？』
佐「会いたくなった」
『さくま…』
家にあがってもらって佐久間用にオレンジジュースをコップに注ぐ
来てくれてるなんて思ってもなかった
私が電話を切ったあとすぐ家を出たのかな…
佐久間の元へ行くと、視線の先にはカーテンレールに引っ掛けた洗濯物があった
『あぁ！』
下着をかけてあったピンチハンガーを急いで回収する
佐「なんも見てない！なんっも見えてない！」
『絶対見た人が言うやつじゃん！』
佐「見ました、ピンクでした」
あまりに潔く白状する佐久間に笑ってしまう
佐「ねぇ、さっきどこ行ってたの」
『コンビニと公園…』
佐「こんな遅い時間に一人で行っちゃだめでしょ！」
『だって、』
佐「なんかあったらどーすんの？スマホも持ってってないとか、もうほんと佐久間さん心臓もたない」
『はい、すみません、』
佐「分かったならよろしい、じゃあこれ掛けといていい？」
『え、スーツ、？』
佐「今日、泊まらせてね」
『ほんとに言ってる？』
だからこんなに荷物あったんだ、、
佐「俺ソファーで寝てい？」
『…じゃあ、私もここで寝る』
佐「は！？」
リビングのテーブルをよけてそこに布団を敷く
その様子を佐久間はぼーっと見ていた
『…横、きて』
佐「…うん」
ぎこちなく横になった佐久間の方に身体を向ける
『ねぇ、さくま』
佐「、ん？」
『ごめんね』
佐「なんで謝んの」
『アニメ観てたのに、』
佐「俺がAに会いたくて来たの」
『…ありがと』
佐「ん」
腕を広げてる佐久間の胸元に収まると、頭を撫でてくれる
佐「大丈夫だよ、Aは一人じゃない」
『佐久間、、』
会いたくなった、なんて言って、本当は私がおかしいのを察して来てくれたんだよね
佐久間の温もりも匂いも全部がホッとする
佐「嫌じゃなかったら、このまま寝よ、」
『やなわけないじゃんか』
佐「んはは、よかった、」
頬を手で包み触れるだけのキスをした
『おやすみ』
佐「ん、おやすみ、」
私の気持ち、佐久間に向かってるよ
少しでも伝わるようにぎゅっと抱きついて眠りについた
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M(プロフ) - 咲里以さん» 見守ってくださりありがとうございました！佐久間さんに追われるのがまたポイントですよね🤦🏻♀️咲里以さんとのご縁に···💐 (2022年4月30日 20時) (
レス) id: af16cad67a (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - miku mさん» ありがとうございます！憧れますよね···！佐久間さんに追われる話を書きがちになっちゃいます🥹 (2022年4月30日 20時) (レス) id: af16cad67a (このIDを非表示/違反報告)
咲里以 - 完結お疲れ様です！！私は断然！追われる派です！！！素敵なお話ありがとうございました！！花束私も待ってます← (2022年4月30日 17時) (レス) @page50 id: d6172fab00 (このIDを非表示/違反報告)
miku m(プロフ) - お疲れ様でした。私は追われる恋に憧れます。 (2022年4月30日 15時) (レス) @page50 id: b2de02ad3f (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 咲里以さん» 初めまして！嬉しいコメントを頂きありがとうございます😭💓スローペースですが、これからもよろしくお願いします！ (2022年4月13日 17時) (レス) id: af16cad67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2022年3月11日 22時
