＃２７(W) ページ27
W side
ある人物のところに向かおうとしたら佐久間に呼び止められた
佐「渡辺さん、ちょっといいですか」
『なに？』
佐「Aのこと、聞きました」
『あぁ…』
佐「なにしてるんですか」
『は？』
佐「なんで、今のAを一人にしてるのか聞いてるんですけど」
態度にイラついたけど、いつもと全然違う佐久間に戸惑う方が大きかった
『とりあえず、今は落ち着いてるから、』
佐「なんで！」
俺の言葉を遮るように大声を出す佐久間
佐「…なんで、大丈夫じゃない大丈夫に気付いてあげないんですか！」
は？なんだそれ、
佐「大丈夫、って言ったんでしょ、A、」
見透かしてくるような佐久間に言い返す言葉もない
佐「その"大丈夫"は大丈夫じゃないんですよ、、」
『…』
佐「A、泣いてました」
『え、』
佐「っ、ほんとは今すぐ行きたいけど、俺じゃだめなんです、」
佐久間が握りしめている拳が小刻みに震え、力が入ってるのが分かる
『佐久間…』
佐「俺、Aにこんなことしてる奴もそうですけど、渡辺さんにもすげぇ腹立ってます」
残ってる仕事を全部持ちだしてAの元へ向かう
『A、』
「翔太くん、？」
ドアを開けてくれたAの手を取ると、震えていた
『っ、ごめん、不安だったよな、』
「そんな、、大丈夫です」
あぁ、これか、あいつが言ってたこと
なんであのとき気付けなかったんだ
俺の方がAのこと分かってるはずなのに
違ぇわ、俺が自分に自信なかったからだ
今のAに罪悪感しかなくて、そんな俺がAになんて声をかければいいのか分からなかった
だから、一人にしてしまった
『ほんと、ごめん、』
「もう、謝らないでください、来てくれたことが嬉しいから」
力のない笑顔を見せるAをそっと、抱きしめた
『明日から、どうする？』
「、休まないです」
『いや、休めって』
「逃げたみたいになるのが、嫌だから、行きます
…皆さんにも迷惑かけないように、します」
なんで、Aがこんなに背負いこんでんのに、俺は、、
『もう、終わらせるから』
「え、？」
『Aにこれ以上、何もさせない』
俺の服を掴む手に力が入った
絶対守るから、最後まで、、
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M(プロフ) - 咲里以さん» 見守ってくださりありがとうございました！佐久間さんに追われるのがまたポイントですよね🤦🏻♀️咲里以さんとのご縁に···💐 (2022年4月30日 20時) (
レス) id: af16cad67a (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - miku mさん» ありがとうございます！憧れますよね···！佐久間さんに追われる話を書きがちになっちゃいます🥹 (2022年4月30日 20時) (レス) id: af16cad67a (このIDを非表示/違反報告)
咲里以 - 完結お疲れ様です！！私は断然！追われる派です！！！素敵なお話ありがとうございました！！花束私も待ってます← (2022年4月30日 17時) (レス) @page50 id: d6172fab00 (このIDを非表示/違反報告)
miku m(プロフ) - お疲れ様でした。私は追われる恋に憧れます。 (2022年4月30日 15時) (レス) @page50 id: b2de02ad3f (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 咲里以さん» 初めまして！嬉しいコメントを頂きありがとうございます😭💓スローペースですが、これからもよろしくお願いします！ (2022年4月13日 17時) (レス) id: af16cad67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2022年3月11日 22時
