彼は只者じゃない壱 [ハイキュー][文スト]

女装 ページ46

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「ふふ、良いねぇ。仲良くなってる。」









目の前でご飯を食べてる太宰さんが嬉しそうに言う。









「親睦が深まったと思うし！ここで私のお気に入りの写真を皆に見せてあげよう！」









ごめん、どうしてそんな考えに至った。なんで親睦深まったらお気に入りの写真見せるのさ。









「おい太宰。武装探偵社に泥を塗るような、変な写真ではないだろうな。」









「ふっふっふっ一、安心し給え！皆気に入る写真だよ！」









「益々不安。」









隣に座っている鏡花ちゃんがボソッと言う。鏡花ちゃんに1票。









「ではとくとご覧あれ！これが私のお気に入りの写真だよ！」









バ一ンと効果音がつきそうな位勢いよく皆に見せる。興味無いし無視しよう。









「おお！この人美女ですね！」









「そうだろうそうだろう！」









「何が変な写真じゃない、だ！女の、しかも少女の写真を持ってる時点で変な写真だろう！」









あ一あ。国木田さんに怒られてるし。てか太宰さん趣味悪。森さんと同類じゃん。









「酷い！よく見てよこの子を！」









「………ん？太宰。それAの写真じゃないか。しかも女装してる。」









ん？？









今与謝野女医(せんせい)から僕の名前が聞こえたけど気の所為かな？？









「そうです！この写真は潜入任務で女装をしたAちゃんです！」









15歳の時。豪華客船に乗り込む任務があった。タ一ゲットが女好きな為、何故か僕が女装をした。女の子が好きそうな可愛らしいドレスを着て。









『今すぐその写真を消せぇぇええええ！！！』









「嫌だよ！はい、澤村君達！しっかり目に焼き付けてね！」









太宰さんの手にあった写真は澤村君の方に行ってしまった。









『うわぁあああああああああ！！！この社会不適合者！！唐変木！！変態！！』









「今はなんとでも言い給え！」









もう終わった……僕の黒歴史が皆に見られる……。

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