彼は只者じゃない壱 [ハイキュー][文スト]

任務 ページ5

✰









今はぼっくんと赤葦君と帰っている。家の方向が同じ為何時も3人で帰っている。









「青葉城西だっけ？どんな学校なんだろうな一！！」









「青葉城西はセッターが特に凄いと聞きますね。」









さっきからずっと合宿の事を話している。なんだかんだ言って僕も楽しみだ。









ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ









「？誰かの携帯が鳴ってますね。」









『あ、僕のだ。』









携帯を取り出すと普段(プライベート)用の携帯ではなく仕事用の携帯が鳴っていた。









宛名は太宰さんだ。









僕は2人から少し離れて小さい声で着信に出た。









『太宰さん。どうしたんスか？』









「“来週から合宿があるようだね。”」









電話に出て早々そんな事を言われた。なんで合宿がある事を知っている？









「“なんで知っている、かい？実はさっき依頼があったのだよ。”」









依頼？合宿に関係する依頼……って事？









「“Aちゃん、織田作の事知っているよね？”」









『……耳がタコになる位聞いてるんで勿論知ってますよ。』









昔毎日の様に話してたからね。会ったこともないのに織田さんの事語れるくらいには知ってる((









「“織田作は孤児の子を預かってたのは勿論知ってると思うけど、実は一時期親戚の子を預かってたらいんだ。”」









『はぁ。』









今のところ話の意図が全く見えない。









「“……それでね、つい最近織田作を殺したジイドの組織【ミミック】の残党が織田作と関わったことのある人を一人残らず殺してるらしいんだ。”」









『それは……随分と酷いことをしますね。』









「“それでね……どうやら合宿に参加する子の中に、織田作が預かってた子がいるらしいんだよ。”」









『！！』









それは……危ないな。









「“依頼主は森さんだ。織田作と関わったことのある人を殺しているのならマフィアも関係してくるからね。面倒事は避けたいらしい。どうやって合宿がある事を知ったのかはまぁハッキングでもして調べたんだろう。”」









『成程。それで？名前はなんて言うんスか？』









「“名前は＿＿＿＿。”」

烏野→←合宿

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す