異能少女、学校通うってよ2【文スト】【歌い手】 (ページ45)

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Aside

私としたことが、くだらない理由で喧嘩をしてしまった。いや、別に私は仲良くなりたいと思っていないからいっその事このままでもいいんじゃないかと思うが、流石に後味が悪すぎる。

確かに私はチ一ズケ一キが大好物だ。織田作から初めてもらった食べ物だったから。あの時は凄く感動した。この世にこんな美味しいものがあるなんて、ってな。でもあそこまで言わなくても良かったよな。私もまだまだ餓鬼だな。はぁ……情けねえ。

A 「(とりあえず謝るか。だが、どうやって謝ろうか……)」

私がそんな事をモンモンと考えていると私の視界から人影が見えた。

黒木「……ねぇ、マイエンジェル」

A 「……なんですか」

こんな時でもマイエンジェル呼びするんだ……

黒木「さっきは本当にゴメン！美味しそうやったからつい、食べてまったんよ……人の物勝手に食べたらアカンのに」

A 「………いえ、私も言い過ぎました。たかがチ一ズケ一キでムキになってしまった私も悪いです。……すみませんでした」

私は棗さんに頭を下げて謝った。

黒木「ちょ、頭上げて！な！お互い様ってことでこれで仲直り！……あ、それじゃあ仲直りのしるしにわしの呼び方、変えよう！棗さんってなんかこそばゆいし！」

A 「……分かりました。なんと呼べは良いんですか？」

黒木「96ちゃんがええ！」

A 「く、96ちゃん、ですか……」

ハ一ドルが高い……私あだ名で呼ぶことなんて殆ど無いのに。

黒木「それじゃあ……ん！」

棗さ……96ちゃんが私に向けて手を出した。

A 「……え、っと、これは……？」

黒木「仲直りの握手！ほらマイエンジェルも！」

A 「あ、はい……」

こんな用途で握手するの、初めてだ……なんか変な感じ。

黒木「なあなあ、マイエンジェルも洋菓子(スイーツ)好きなん？」

A 「そうですが……」

黒木「なら今度何処か一緒に出かけよ！オススメの洋菓子(スイーツ)店あるから！」

A 「………いつか、行きましょう」

たまには良いかも知れない、なんて私らしくもない事を思ってしまった。

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Yakiマシュマロ様の「96ちゃんと喧嘩」でした！リクエストありがとうございます！！