最終話�� ページ4
「僕はAが好きだよ。付き合ってくれる？」
いつになく真剣な眼差しが私を差す。
『…ほんとに好き？』
「好き。恋愛感情での好きだよ。僕がずっと言ってた好きな人は全部Aのことだし、僕が幸せにしたいのもAだよ。だから…」
と言って私に手を差し出した。
「僕と…ずっと一緒にいてください」
………………………
……………
………
兵太夫side
「僕と…ずっと一緒にいてください」
ずっと、言いたかった。
ずっと、言えなかった。
こんな僕だけど、
君を怒らせちゃう僕だけど、
君を困らせちゃう僕だけど、
ずっと、君が好きだから。
『…』
顔を両手で覆うと、その場に座り込むA。
『………………き』
「き？」
『…私もめっちゃ好き…………』
両手からはみ出た両手耳は、真っ赤に染まっていた。
『あーもう何でそんなことするの…』
「だってAが感動がないって言ったから」
『言ったよ、言ったけど…』
そう言って指と指の間からちらりと目だけを出して僕を見る。
『そんなかっこいいとは聞いてないよ』
…どうしてこの小さな生き物はこんなに僕の気持ちを満たしてくれるんだろうか。
『えっと、だから、兵太夫。よ、よろしくね』
…どうしてこの小さな女の子はこんなに愛おしいのだろうか。
どうしてこんなに、
「じゃあ今から口付けするから」
『は！？』
ちょっといじわるしたくなるのだろうか。
恋とは、誰も形にできない、不確かなもの。
それでも──────────
僕は確かに、君に恋をしている。
笹山くんとい組ちゃん 終わり
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菜々香 - 隊長さん» 返信遅くなってすみません。ありがとうございます！！頑張ります😆 (1月23日 13時) (
レス) id: 789305b470 (このIDを非表示/違反報告)
隊長 - めっちゃ好きです、、、！応援してます！ (1月19日 23時) (レス) @page9 id: 3292c399a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々香 | 作成日時：2022年10月5日 20時
