裏側 ページ1
noSide
夕方、スタスタと部屋に入ってくる兵太夫をにこにこ眺める三治郎。
「どうだった兵太夫？」
「特に何も」
そう言ってドカッと座る兵太夫。
「うっそだ〜。だって兵太夫、
そこ机の上だよ」
「え？」
兵太夫は急いで立ち上がる。
振り返ってみてみれば、確かに自分が座っていた場所は机らしい。
「いや…でも特に何も」
と言って壁に背中を預けて本を手に取る。
「…そこ昨日からくり仕掛けたとこでしょ」
「え？あああああああああ」
叫びながら落ちていく兵太夫。
やれやれと思いながら手を貸す三治郎。
「バレバレだよ。ねえ、告白した？した？」
「…してない」
そう言いながら這い上がってきた兵太夫に
三治郎はえーっ！と声を漏らした。
他人の恋路ほど楽しいものはない。
三治郎はこの六年で学んだ。
「じゃあ何でそんな楽しそうなの？
Aのところ行ったんじゃないの？ねえねえ」
「…行ったよ。行く予定はなかったんだけどね」
そう呟く兵太夫は、昼間のことを思い出しているのか、斜め上を向いている。
「え、なんで行く気になったの？」
「……団蔵がAをAって呼んだから
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菜々香 - 隊長さん» 返信遅くなってすみません。ありがとうございます！！頑張ります😆 (1月23日 13時) (
レス) id: 789305b470 (このIDを非表示/違反報告)
隊長 - めっちゃ好きです、、、！応援してます！ (1月19日 23時) (レス) @page9 id: 3292c399a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々香 | 作成日時：2022年10月5日 20時
