反応�� ページ21
と、その時、
「ふわぁ…」
大きなあくびをして笹山が起きた。
『お、おはよう！』
今まで考えていたことは忘れろーっと自分に言い聞かせる。
「え？何でAがいんの？」
A。
初めて名前で呼ばれた。
A、A。
笹山に呼ばれた私の名前は、すごく素晴らしいものに思えた。
何ていうか、呼ばれるだけで温かくなるお守りみたいな。
『えっと…笹山…覚えてない？』
「え？…あぁ。そうか。そうだったね」
『うん。
ねえ、笹山。お化粧ありがとう。と、ごめんね』
「え？僕Aに謝られるようなことしたっけ？」
『私に付き合って寝てくれたでしょ？ごめんね。
ただでさえお化粧で笹山の時間を削っちゃったのに、
更に膝まで貸してもらって。私のせいで笹山の半日がなくなっちゃった。だから、ほんとにごめん』
バッと頭を下げる。
笹山だってしたいことはたくさんあったはず。
なのに、私のせいで時間がなくなったんだ。
「…別に。僕がしたいからしたんだよ。だからAは謝らなくていいし、頭を下げる必要もないから、あげて」
『…ありがとう。笹山は優しいね…って』
頭をあげたとき、笹山に手を掴まれる。
「そんなことよりさ、」
『…うん』
「何かあった？」
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菜々香 - ほのかさん» コメントありがとうございますー！これからも頑張ります！ (2022年10月2日 18時) (
レス) id: 83caede52f (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - このお話すごく面白くて大好きです💕これからも投稿頑張って下さい！！ (2022年9月30日 19時) (レス) @page33 id: 3929e44e96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々香 | 作成日時：2022年8月10日 11時
