【10話】 ページ37
酒瓶や空き缶
食べ残しの皿がダイニングテーブルに散乱し
荒れている状態の難破家
ボーッと洗濯物を畳む母ちゃん
「ただいまー」
父ちゃんが帰ってくる
「あっ お帰り 早かったな」
母ちゃんが呟く
「大丈夫か?」
辺りを見回しながら聞く父ちゃん
「全然大丈夫だよ」
プルルルル…
すると電話が鳴る
電話に出る父ちゃん
「はい」
父ちゃんが電話を切ると
『ただいま…』
Aが一人で帰ってきた
「「A…!」」
父ちゃんと母ちゃんが反応する
『警察から電話来たでしょ
部屋の片付けはうちがやっとくから
剛の迎えお願い…父ちゃん 母ちゃん
黙って剛に加担してごめんなさい…』
頭を下げるA
「頭上げろ…
とりあえず剛の迎え行ってくっから」
「悪いな ほいゴミ袋 頼んだぞ」
『うん…』
…
父ちゃんと母ちゃんが迎えに来て家に帰る剛
「兄ちゃん…!」
吟子が反応する
「なんか食うか? 腹減ってんだろ」
母ちゃんが剛に聞く
黙って洗濯物を畳むA
猛もソファーに座り黙っている
剛はその場で土下座する
「ごめんッ 本っ当にごめんなさい…」
「ヤメロ 何にも悪い事してねぇのに男が土下座なんかするんじゃねぇ」
剛の肩を掴み立ち上がらせる父ちゃん
「オメェはなんにも悪い事してねぇ
嘘だってついてねぇよ
オメェは嘘つかされてたんだよな 俺らによ
恥ずかしい話オメェが出てって…Aに言われてやっと気付いたよ いつの間にか期待ばっかデカくなっちまってよ しまいにはテメェが出来なかった事餓鬼に押し付けてよ みっともねぇ親だ」
首を横に振る剛
剛の肩を叩く父ちゃん
「ずーっと辛かったんだよな…
それなのに俺ぁ…これからはよ遠慮なんかしねぇで好きな学校行って好きなようにやれや
そうしてくれんのが父ちゃん一番嬉しいよ…」
「父ちゃん…」
「Aも…唯一最初から剛の味方になってくれてありがとな…これからはよ俺らも剛の気持ち尊重すっから許してくれ…Aも何かあったら隠すんじゃねーぞ
何でも言ってくれ」
Aに言う父ちゃん
『うん!』
「ようし 飯にすっかぁ」
母ちゃんが言う
「母ちゃんごめん…
俺母ちゃんに酷い事…」
剛が母ちゃんに謝る
「もういいよ 母ちゃんもな婆ちゃんにおんなじような台詞吐いた事あったわ きっとそん時のバチが当たったの」
「母ちゃん…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 476人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アリス(プロフ) - 由良の門をさん» 由良の門を様 コメントありがとうございます! ごだいまる可愛過ぎて大好物です 笑 (2023年3月4日 18時) (
レス) id: ce143be96d (このIDを非表示/違反報告)
由良の門を - ごだいまる・・・かわいい！ (2023年3月1日 21時) (レス) @page6 id: 2f071b2218 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - さとさん» さと様 コメントありがとうございます! 推しと同じドラマはテンション上がりますよね! (2022年8月6日 12時) (レス) id: ce143be96d (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - サソリさん» サソリ様 ありがとうございます! 移行先での更新になると思いますが宜しくお願い致します‼︎ (2022年8月6日 12時) (レス) @page50 id: ce143be96d (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - いつも楽しく読んでます☺次､神尾楓珠くん出ますよね！！！！私もめっちゃテンション爆上がりで...結構前からずっと好きだったんで最近推しと同じドラマとかに出ててほんとに嬉しいです！ (2022年7月28日 21時) (レス) @page50 id: ff5559f7c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アリス | 作成日時：2022年6月7日 20時
