【暗殺教室】隣の席の赤羽くん【赤羽業】 (ページ6)

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赤羽くんの隣ページ6

「おはよう。」

「A、おはよ。」

朝、教室で速水さんに挨拶をして、自分の席へ行く。

「ちょっと、A。」

「ほ？中村さん？」

「席替えしたじゃん。あんたの席は、あっち。」

中村さんの指さす方を見る。

・・・そうだ、赤羽くんの隣だった・・・。

大丈夫、怖くない。

昨日話したら、良い人だったもん。

「そうだったね。」

駆け足で自分の席に戻る。

「・・・赤羽くん遅いなぁ。」

もうすぐ殺せんせー来ちゃうよ。

・・・今日こそ殺さなきゃ。

「おはよ。」

「赤羽くん。」

私が対先生ナイフを眺めてたら、赤羽くんが来た。

眠そう。

「あ、小鳥遊さん。」

「え？」

「俺、国語の教科書忘れちゃったからさ。貸して。」

「あ、うん！国語ね？」

赤羽くんって忘れんぼなんだ。

少し可愛い。

赤羽くんは欠伸をして、席に着く。

あ、寝ちゃった。

・・・起こさないでおこう。

「おはようございます。」

そう思ってたら、殺せんせーが入ってきた。

よし、殺すぞ！！

「れーーーい！！！」

日直の岡野さんと磯貝くんの声で一斉に銃を撃つ。

うん・・・全く当たらない。

速水さんと千葉くん凄いなぁ。

あともう少しで当たりそうだよ。

「では出席をとります。」

殺せんせーは弾を避けながら出席をとる。

「カルマくん！」

赤羽くんは銃声の中、ぐっすり寝てる。

「赤羽くん！赤羽くん！」

「ん・・・。」

あ、起きてくれた。

「磯貝くん！」

「はいっ！」

弾を避けながらどんどん名前を呼んでいくせんせー。

返事をしながら銃を打つ生徒たち。

なんて奇妙な教室だ。

「すばらしい！今日も欠席無しです！」

はぁ・・・今日も当たらなかった。

「Aちゃん。はい、ほうき。」

原さんにほうきを渡されて掃除をはじめる。

「・・・赤羽くん。」

皆が掃除してるのに寝てる赤羽くん。

手伝ってよ。

掃除を終わらせて席に着く。

「赤羽くん。授業始まるよ。」

そう言うと赤羽くんはゆっくりと目を開ける。

・・・あ・・・。

「赤羽くん。」

「なに？」

眠そうな赤羽くんに小さな声で言う。

「おはよう！」

「・・・え？」

「え、だって朝、おはようって言えなかったから。」

「・・・小鳥遊さんって面白いよね。」

「え。」

何故か笑われた。

赤羽くんって変な人だ。

「ね、小鳥遊さん。」

「ん？」

「おはよう。」

「・・・おはよう！」