【wrwrd!】小人を買いました 3(男主)

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ひとらんside


tn「おらんな……」

zm「もう結構上がったと思うねんけどなぁ〜」





上に続く階段を上がっていき、隅々までAがいないかどうか確認した


………しかし、Aの姿はどこにも見当たらない









ht「シャオロン達が見つけてると良いけど……」

tn「せやな……アイツらとの連絡手段が無いんは結構キツかったな」




zm「……！なぁ、あそこ」





ゾムが何か見つけたようで、指を差した

その先には、数人がドアの前で何か叫んでいる


………なんだろ









tn「近付いたら見つかってまうで」

ht「でも、あそこにAがいるとしたら…行かないと」

zm「せやせや！」









研究員にバレないように近付けば

何を言っているのかが次第にわかった



「おい！何をしている！開けろ！」

「この停電を早く直せ！研究室の温度が保てなくなる！」

「聞いているのか！」









zm「…………もしかしてあそこ、ロボロたちがおるとこちゃう？」



…………なるほど

だからドアが開かないのか


多分ぺ神が内側から押さえてるんだろう







tn「あんま騒がれると困るんやけど……」

ht「助けた方が良くない？」

tn「んー……行こか」









数分後

研究員達の声は無くなり、辺りは静まりかえった



……気絶させただけなんだけどね




zm「なんや…手応えないなぁ」

ht「なんでそんな楽しそうなの……」









…………あれ

なんか、前もこんなことしてたっけ



そういえば入る前、俺マーシャルアーツって言ったけど……なにそれ

蹴り、のことかな？









なんだろう


凄い…既視感あるし…………懐かしい感じもする









tn「おーい、大先生達おるんやろ〜」

開けてくれ、とトントンが呼びかける声で俺はハッとする





……そういう映画とか見たのかな

気のせいかも








とりあえず今は、Aの救出に専念しよう









ドアがゆっくりと開く

その先にはロボロと大先生、ぺ神がいた




ut「お、丁度ええわ」

ht「？」









そこで俺達は、Aが無事に救出されたことを知る

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