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『……………』
ni「………………」
俺と兄さんの警戒度はMAXだ
目の前から来る相手に備えて、ゆっくりと歩みを進めていく
……しかし、何故だか向こうからは灯りがない
さっきまでいた研究員達は必ず懐中電灯を持っていたのに
電池でも切れたのか？
ni「………………行くよ」
『えっ』
ゆっくりと歩みを進めていたのに
バッと動き出す兄さん
やめてよはぐれちゃうじゃん
ここに来てからというもの
兄さんのアクティブさに驚かされる
早速組み付いているのか、うおっという声が聞こえた
いやマジで見えないから!!!!!!!
しかしどこか聞き覚えのある声
そしてそれに追い打ちをかけるように、またしても声が
「コネシマさん！」
「なんやねんコイツ！？」
『！？』
あの声……確かに………
いやでも今までの声量とは比べものにならない
小人の彼らの声がここまで鮮明に聞こえるだろうか
………でも確実に、コネシマという単語が出たのだ
間違いないだろう
『ストップストップ！兄さん！』
ni「！？なんでだ！」
「え、A！？」
暗がりの乱闘は終わったようで、俺は手探りに相手に近付く
すると肩に手を置かれた
『わっ！？』
sha「しっ……！バレたらシャレにならんで……」
『……シャオロン？』
俺の問いかけに対して、おん、という返事がした
どうやら俺の肩に触れたのはシャオロンらしい
……というのも、やはり俺が見えていないからわからないんだけど
kn「なんやこの人……いきなり……」
ni「なに、Aの知り合いなの？」
『ええと………』
超人かお前らは
なんでそんな普通に会話し始めちゃうの？
ここ真っ暗なんだよ？暗がりだよ？
『あ、あとで話すわ………』
(多分)シャオロンの服の袖(と思われるもの)をつかみ
俺達は5人で歩みを進めていた
どうやらクラレ先生の薬で人間に戻ったらしい
クラレ先生優秀か
信じて良かった…………
『……わざわざ助けに来てくれたんだ』
kn「当たり前やん」
話を聞けば、彼らもつい先程まではこの研究所のどこかの部屋に、小人の姿でいたんだとか
チーノ君が助けてくれたらしい
………実在したのか、チーノ君
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限界オタクネキ - すごく面白いお話でした……お金払いたいです……!!ㅠ ̫ㅠ♡ (11月22日 22時) (
レス) @page23 id: 27c91382d8 (このIDを非表示/違反報告)
由依 - 神作品だぁぁぁ😍 (2022年6月26日 2時) (レス) @page23 id: 4f57f42090 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - とりあえず、完結ありがとうございます。この作品他の人も言ってるけど神すぎて泣きそう、、 (2022年3月18日 17時) (レス) @page23 id: c6ec7f1a3c (このIDを非表示/違反報告)
九尾の狐@中二病陰キャ(プロフ) - 初コメ失礼します。全て読ませていただきました。とても面白くて感動しました。素晴らしい作品をありがとうございます。 (2021年10月7日 22時) (レス) @page23 id: 1dca37f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
シアン - めちゃくちゃいい作品でした！ (2021年7月31日 9時) (レス) id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年5月6日 15時
