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鬱大side
…………今頃、グルちゃんとトントン泣いとるんやろうな
先程までグルッペンが座っていたベンチに腰をかけ、天井を仰いだ
ut「…………ﾊｧ」
どうか、無事でいて下さい…………Aさん
トントンを置いていかんといてやって下さい
sha「…あ、おった……大先生」
ut「……シャオロン……」
少しすると、検査を終えたシャオロンが歩いてきた
sha「今、シッマが検査受けとる…
まぁ多分大丈夫やろ」
ut「……なぁ、シャオロン」
sha「？」
こんなこと、言ってええんかな
思い込みすぎやって、怒られるかな
でも
それでも
ut「……あの時、俺らがトイレ行かんかったら……一本早いバスに乗れたよな…？」
sha「……は？」
あぁ、シャオロン怒っとるわ
ut「俺らが他のタイミングでトイレ行くとか、我慢しとけば
…………Aさんは…………」
sha「それ以上言ったらぶっ飛ばす」
ut「……おー怖い怖い……」
でもホントのことやんか
あのバスに乗らんかったら……助かってたやん
…………俺らのせいやん
きっとシッマも、口には出さんだけで…心のどこかでは俺と同じこと思うてる
sha「…トントンとグルッペンは？」
ut「あー……今お取り込み中やねん」
シャオロンは察したのか、そうか、とだけ返して
俺の隣に座った
ut「……早う終わらんかな……」
sha「……ほんまに」
もしもの時のことが、頭によぎってしまう
アカンやろ…俺
信じな……アカン
ut「……Aさん……」
思わず呟いてしまった
その言葉は、静かな空気に消えていった
sha「おいおい、女々しいやんか？」
ut「……ほんまに……なぁ……」
煽っているつもりなんかな
……お前の声も震えてるで……シャオロン
ut「なぁシャオちゃん」
sha「…なんや」
ut「女々しい俺からの頼み、聞いてくれへん…？」
手ｪ繋いどいてや
そう言って、シャオロンの手を握る
…男同士で何してんねんって感じやし
シャオロンも振り払ってくると思った
なのに
ギュ
ut「……！」
sha「…はっ！震えてんで？手」
そう言うシャオロンの手も、震えていた
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まるこ(プロフ) - こんなに泣く？ってくらい泣いてしまいました。素敵な作品をありがとうございます。これからも更新楽しみにしています。 (2019年3月31日 0時) (
レス) id: 1aee9b3a02 (このIDを非表示/違反報告)
なみだめ - 更新ありがとうございます。主人公生き返ってくれて良かった… (2019年3月31日 0時) (レス) id: 3af461ac0d (このIDを非表示/違反報告)
暁月楓 - 続きありがとうございます！頑張って下さい！ (2019年3月30日 14時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 【作者です！】皆さん感想本当にありがとうございます…！いつもニコニコしながら読ませて頂いております……！5では収まり切らず、6に突入すると思いますので…長いな！とお思いの方もいると思いますが、読んで頂けると幸いです！ (2019年3月29日 17時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
堤。(プロフ) - 小説を読んでこんなにボロ泣きしたの始めてです…トン氏とグルさんとかの気持ちを考えたらもう涙腺が崩壊しました…私の語彙力がないので、この感動を言葉に表せないです…他のところでも涙が止まらなかったです…wこれからも応援しています、頑張ってください！ (2019年3月29日 12時) (レス) id: 2ab4d1e3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年3月21日 18時
